出前授業初 海外で実施 2022年度私の行き方発見プログラム ~ インドネシア ジャカルタ日本人学校~

学び支援

2022.08.05

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「私の行き方発見プログラム」初となる海外での出前授業をインドネシアのジャカルタ日本人学校で実施しました。
ジャカルタ日本人学校は、1969年に開校された学校で、現在は幼稚部、小学部、中学部が併設されています。

 日  時 :2022年7月26日(火)12:10 13:00
 学  校 :インドネシア ジャカルタ日本人学校
  生 徒 数: 44名(中学部1年生)
 社員講師:パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 企業市民活動推進部 多田・澤田

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今回は実際に学校に訪問し、体育館で授業を行いました。会場となった体育館では、現地のIT担当の方と一緒に事前の確認を行い、日本と同じ環境で準備いただきました。また、授業の一環として、講師の出迎えから体育館への案内、授業後の控室への案内など、すべて生徒の皆さんが役割を分担して対応してくれました。

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授業では、自己紹介の後、パナソニックが取り組んでいる企業市民活動について紹介。その後、

・会社にはどんな仕事があるの?

・仕事で大切なことは何だろう?

・今勉強していることが将来どのように役立つの?

というテーマに沿って、クイズなどを交えながら授業を行いました。

事前に頂いたアンケートを読み、具体的な将来の夢を持っている生徒が多いと感じ、授業前に校長先生にお伺いしたところ、生徒たちは駐在員家族同士の交流などが多く、大人との距離が近いため、成熟度が高いのではというお話でした。それが海外で生活しているが故の考え方に特徴があるのかもと思い、興味深く感じました。

また、将来の夢が絞れなくて困っている前向きなコメントもあり、すごくエネルギッシュでバイタリティーに溢れていると思いました。

授業の中では、特に自分が仕事に対してどう向き合い、どんな思いを持って働いているのか、できるだけわかりやすく説明できるように心がけました。

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質疑応答では、社会貢献活動を担当していることもあり、企業での活動のほか、個人で実施している社会貢献活動に関する質問を受けました。

 ワークタイムでは、「15年後のなりたい自分」について、まずは生徒一人ひとりに考えいただき、その後、ペアで発表を行い、最後に全員の前で発表を行っていただきました。

このワークタイムで、自分自身のことを考えてもらうことにより、自分の将来を考える気づきになったのではないかと思いました。

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【生徒のみなさんへのメッセージ】

今回、皆さんに一番伝えたいことを考えた時、自分自身が中学生だった頃について考えましたが、明確に「これになりたい」ということまでは決まっていませんでした。ただ、毎日どう楽しく過ごすか、ということを常に考えていたので、その気持ちが今の自分の「仕事を楽しむ」に繋がっているということを改めて感じました。

皆さんは日本ではなく、インドネシアという国で生活されていますが、苦労したり、大変な思いをしたりすることは多々あると思いますが、インドネシアにいるからこそ経験できること、感じることが多くあると思います。その経験は、皆さんのこれからの将来の糧になりますし、大きな学びがあります。ぜひ、「今」を楽しんでください。そして小さなことでも良いので、色々なことにチャレンジして、色んな経験をして、自分の本当にやりたいことを見つけてください。日本から応援しています。

【生徒のみなさんから社員講師へのメッセージ】

・今回の出前授業で、学校で今やっていることは将来にかならず役に⽴つということ、⾃分の気持ちを外に出して⾒つめ直すことが⼤切ということ、働くことにはたくさんのやりがいを感じることがわかりました。授業もクラスの⼦と交流したり、⾃分の考えをつたえたりすごく楽しかったです。

・⾃分にちゃんと向き合い、⾃分のなりたい職業につくためには今からどんなことが出来るのか考えようと思いました。

・私はこの出前授業を通して⾃分の将来について関⼼が⾼まりました。これからこの経験をいかして⾃分にあった職業を探していきたいと思います。

・この授業を受けて、いろいろ仕事について考えさせられました。そして⾃分の⽬標もつくることができました。それを達成するのはかなり難しいことですが、頑張ります。

◆出前授業の様子は、ジャカルタ日本人学校のブログでも紹介されました。
 SMP1 出前授業~私の行き方発見プログラム~ - JJS小中学部ブログ | Jakarta Japanese School


「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。

2012年度から中学校を対象に教材を授業で活用いただいており、2017年度からは、当社社員が講師として学校に訪問して「出前授業」を行っていましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、2020年度より従来の訪問に加え、オンラインによる出前授業をスタートさせました。

行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】

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