パナソニック教育財団が「実践研究助成 助成金贈呈式」を開催
パナソニック教育財団は5月27日、「2022年度 第48回実践研究助成 助成金贈呈式・スタートアップセミナー」をオンラインで開催し、助成先や財団の関係者120名がZoomで、280名がYouTubeライブ配信の視聴で参加しました。
本助成制度は、ICTを活用して実践研究に取り組む教育現場を支援し、子どもたちの「未来をつくる創造力と確かな学力」を育成することを目的に1974年より開始され、2021年までに延べ3,270件を助成し、その研究成果は財団ホームページで公開しています。
助成には、2年間の研究に対して150万円を助成する「特別研究指定校」と、1年間の研究に対して50万円を助成する「一般」の2種類があります。2022年度は応募総数282件(特別研究指定校21件、一般261件)のうち、専門委員による審査の結果、76件(特別研究指定校4件、一般72件)の研究に対して助成しています。
第1部の助成金贈呈式では、文部科学省から祝辞をいただき、GIGAスクール構想(※)により1人1台の端末整備がほぼ完了したこととパナソニック教育財団の意義について言及されました。続いて昨年の一般助成のうち優秀な研究成果を収めた3校によるパネルディスカッションが行われました。
第2部のスタートアップセミナーでは、パナソニックグループで子どもたち向けに行われている学び支援の活動内容を紹介した後、助成先55校72名と専門委員28名がZoomで3~4校毎14グループに分かれ、専門委員からの助言を受けるなど情報交換が行われました。
※GIGAスクール構想とは、1人1台の端末と高速通信環境の整備をベースとして、Society 5.0の時代を生きる子どもたちのために「個別最適化され、創造性を育む教育」を実現させる施策