当社は1月26日、SDGsの目標１「貧困の解消」に向けて取り組むNPO/NGOの組織基盤強化に助成する「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」の贈呈式と組織基盤強化フォーラムをオンラインで開催しました。贈呈式には助成先の代表者や選考委員など約80名が参加しました。
贈呈式には、日本政府による国内外のSDGs活動を統括する外務省 国際協力局 地球規模課題総括課長の河原一貴氏を来賓に迎え、同氏から「より良い社会の実現のためには、政府、民間企業、地方自治体、市民社会、そして個々人に至るまであらゆる関係者が連携して取り組みを進めていくことが重要。パナソニックがNPO/NGOの組織基盤強化を応援することはパートナーシップによるSDGs推進の取り組みからも非常に有意義であり、これからも連携を密にしてSDGsを推進していきたい」との挨拶がありました。
2021年度は6０団体から応募があり、その中から「海外助成」9団体、「国内助成」10団体に総額2,867万円の助成が決定し、CSR・企業市民活動担当の三島執行役員から各団体にオンライン画面を通じて助成通知書が贈呈されました。
また、2018年から3年間組織基盤強化に取り組んだNPO法人「持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会」の上垣事務局長から事例発表が行われ、自伐型林業推進の全国ネットワーク形成や地域支援を行うための経営管理機能の確立、近年ではコロナ禍で職を失った方への雇用創出に繋がる活動などについて報告がありました。このような様々な活動が評価され、同推進協会は昨年10月に東アジア地域の環境保全に貢献した人や団体に贈られる「日韓国際環境賞」を受賞しています。
さらに、同日実施した組織基盤強化フォーラムでは、「外部の力を活かして取り組む組織基盤」をテーマに、事例発表やパネルディスカッションが行われ、NPO/NGOをはじめ行政、企業の社会貢献担当者など約180名が参加し理解を深めました。
当社は今後もSDGsの大きな目標である「貧困の解消」に向けて、社会において重要な役割を果たすNPO/NGOの組織基盤強化の取り組みを通じて、市民活動の持続的発展、社会課題の解決に取り組んでいきます。
