スキルを活かしたNPO支援「プロボノ」a littleチーム中間提案
Panasonic NPO/NGOサポート プロボノ プログラムの今年度支援先の「a little」に対してチームメンバーからの中間提案が8月24日(火)にオンラインで実施されました。今回の支援内容は「営業資料の作成」です。
a littleが提供するサービスの価値を訴求する資料作りに向けて、外部・内部の環境分析や、ヒアリング結果など、様々な調査のまとめを行い、これらを踏まえたサービス戦略の提案などについて、それぞれの担当パートをチームメンバーが発表しました。
外部環境分析では、産前産後のサポートについて「出産後4か月間、満足するサポートを受けた母親は赤ちゃんへの愛着形成がより良好で育児肯定感も高い」というレポートを紹介。一方で出産後に外部のサポートを受けたことがある人の割合は全体の約6%にすぎず、行政や民間のサービスに対して一定数のニーズはあってもサポートサービスの内容がわからない、手配が大変そう、抵抗や不安があるなどの理由から外部サポートを受けていない人の割合が圧倒的に多い現状も示されました。
団体からは、子育てしやすい環境実現のため、周囲のサポートが不可欠でありながら、産前産後に外部サポートを受けた事がある人の割合が6%という少ない割合であること自体も社会課題なのではという問題提起もあり、a littleの現行サービスを深めることだけが、本当の社会課題の解決に向けた取り組みになるのかということについても議論できたらとの意見をいただきました。
また、a littleが活動する上で大切にしている事について、あらためてメンバーひとりひとりの熱い想いを伺い、ミッション・ビジョンの明確化のため、プロボノメンバーと一緒にディスカッションしていきたいとの要望がありました。
a littleがメインターゲットとしている子育て中のプロボノメンバーからは、「皆さんの想いやお話しを聞き感動した。各地域にa littleさんのような団体があればよいのに」と当事者としての感想が寄せられました。
最後は参加者全員で、「a little」のポーズで、笑顔で記念写真を撮影して終了しました。
a littleは「すべての人が生涯を通して「自分らしく」いられる社会を目指し、毎日頑張っている小さなお困りごとをちょこっと手伝うことで、女性の自立の応援」するという理念の基で活動しています。その魅力や価値を伝える営業資料作成により共感者を増やし、
a littleの取り組みが更に深まるよう、団体とプロボノメンバーが今後もディスカッションを重ねながらプロジェクトに取り組みます。
■支援先:特定非営利活動法人 a little
https://alittle.sakura.ne.jp/wp/
■Panasonic NPO/NGOサポートプロボノ プログラム
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/citizenship/pnsf/probono.html
<参加メンバーでの記念写真>