「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。
2012年度から中学校を対象に教材を授業で活用いただいており、さらに2017年度からは、当社社員が講師として学校に訪問して「出前授業」を行っていましたが、昨今の新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、従来の訪問型出前授業の実施が厳しい状況となり、2020年度より従来の訪問に加え、オンラインによる出前授業をスタートさせました。
今年度も引き続き、訪問型・オンライン型の双方で出前授業を実施し、その内容をご紹介させていただきます。
【‟行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】
今回は、東京都 三鷹市立第七中学校からのオンライン授業のレポートです。
日 時 ：2021年6月30日（水）13:30～14:20
学 校 ：三鷹市立第七中学校
生 徒 数： 97名（2年生）
社員講師：パナソニック株式会社 本社PBSS部門 経理・財務部 在籍
PFP株式会社ファイナンスセンター 税務サポート部 法人サポート二課 出向
梅垣 菜穂子
職 種 ：経理
パナソニックの梅垣です。PFPで法人税・消費税などの計算・申告の仕事をしています。
自分の中学時代には働くことに対してどのように考えていたかを思い出しながら、出前授業の準備をしていました。事前アンケートを読んでいると、将来なりたい職業・就きたい仕事について、真剣に考えている中学生が非常に多いことに驚きました。みなさんにもできるだけわかりやすく、働くとはどのようなことなのか、社員はどのようなことを考えながら働いているのかを説明できるように心がけました。
授業の中の一つで、私から皆さんへのメッセージとして、心がけていることをお伝えしました。特に、日々感謝の気持ちを持ち続けることは、本当に大切なことだと思います。仕事は一人でできるわけではありませんので、日ごろから感謝の気持ちをもつことで、お互いに気持ちよく働くことができるようになります。さらに、高度な課題も全員で協力することで解決できるようになったりと、全員にとって良い職場環境に変えることもできます。なによりチームで汗して取り組んだ仕事の達成感は、何事にもかえがたい財産となるかと思います。
質疑応答では、働くのは自分のためであっても大丈夫でしょうか？、という質問がありました。働く目的は人それぞれ異なっていますので、どのような目的でも正解はなく、大切なのは、自分の価値観を強制することではなく、多様性を認め合ってお互いを尊重することかと思います。様々な考え方を持った多くの人と働くのも、こんなことを考える人もいるのか、と気づくことができ、大変面白いです。
【生徒さんたちへのメッセージ】
今回の授業はオンラインで開催しましたが、将来なりたい自分を考えるワークタイムでは、真剣に将来なりたい自分について、みなさんに考えていただけて大変良かったです。みなさん、真剣に最初から最後まで聞いて下さり、最後には感謝の言葉までいただきまして大変感激しました。本当にありがとうございます。今回の授業をきっかけに、働くこと・働く人の考え方など、身近に感じていただけると嬉しいです。
将来の夢に向かって、後悔しないように努力し続けてください。応援しています。
そして、大人になった皆さんと、またお会いできることを楽しみにしています。
【生徒から社員講師へのメッセージ】
・社会はこんなに忙しいことがわかり、もっと勉強しないといけないと思いました。
・実際に働いている人のアンケートなど入れて説明してもらったので理解しやすかったです。
・話してくださったことは、役に立つことばかりでした。今から少しずつでも出来ることをしていこうとう思います。
・講師の方のお話を聞いて、将来の生き方についての関心が高まりました。
・とても分かりやすい説明で面白かったです。クイズでは自分の知らなかったことを知り楽しかったです。
・私は少し将来について不安があったので、今日お話が聞けて将来に向けてやるべき事が定まったので良かったです。
・私は自分の将来というのに迷いがありましたが、少しだけ前向きに捉えていこうと思いました。将来好きなことに関わる仕事がしたいです。自分のことを見つめ直す貴重な時間となりました。
・この授業でSDGsへの思いが高まりました。
・将来のことについて少し考えるようになりました。
・今回の授業で仕事に対する興味が持てました。
・働くことについて深く理解することが出来た。将来、地球の環境保全に関わる仕事に就きたいと思っていますが、とても参考になりました。
・今、働いている方の意見を具体的に知れて、とても参考になりました。今後の進路のことなどを考えたことがなかったので、これから考えていこうと思いました。
・たくさんの人が持続可能は開発を目標にかかげて努力をしていることがわかった。自分は今後、色々な方向へ目を向けて生活をしていきたい。
＜＜関連サイト＞＞
・私の行き方発見プログラム
・中学校向けキャリア教育プログラム パワーアップ情報ファイル
