スキルを活かしたNPO支援「プロボノ」山村塾チーム最終提案

日本

2021.03.01

Panasonic NPOサポート プロボノ プログラムの今年度支援先である「山村塾」へプロボノチームの最終提案が2月14日(日)にオンラインで実施されました。

山村塾は、都市と農山村の住民がその連携交流を通じて農林業および農山村の環境に関する役割を認識するとともに、それを学び実践することで農山村の振興、環境保全、食の安全、健康ひいては持続可能な社会の構築に寄与することを目的として活動している団体です。主な取り組みとして、参加者を募集して農業や林業の体験をするプロジェクトや「美しい棚田を未来へ」を合言葉に「食べる人」と「つくる人」が一緒になって棚田の風景を守っていくこと目指す棚田米プロジェクトを実施しています。この棚田米プロジェクトでは、サポーターを募集し、定期購入を通じて農家の米づくりを支援する他、オンラインショップによる販売、ふるさと納税による販売を実施しています。

山村塾への支援は棚田米プロジェクトにおける棚田米購入者の新規開拓方法および新規購入者への広報の在り方を提案する「マーケティング基礎調査」です。プロボノメンバーは、事業運営や組織上の優位性や課題を整理し、団体の会員や事業参加者に対してのアンケートやヒアリングの結果から、今後の事業展開についてメンバーそれぞれから提案を行いました。

小森理事長からは「NPOのスタッフは時に地域で相談できる人が限られていることもあり孤独を感じ、都会のNPOと山間部のNPOの違いもあると感じている。今回、プロボノメンバーが楽しみながら時には厳しい仕事モードで一緒になって考えてくれたことが心強いかった」との言葉をいただきました。
また、山村塾はPanasonic NPO/NGOサポートファンドの環境分野で2018年、2019年の2年間にわたり助成を受け、組織基盤強化の取り組みを実施していましたが、課題を整理したり目標を話あってきたので3年目は助成金という形ではなくプロボノでの支援を受けたことで組織基盤強化の取り組みが繋がっていると、長い間の支援への感謝の言葉もいただきました。
プロボノプロジェクトでは最終提案に対する団体からのフィードバックを受けて、最終成果物を納品し、プロジェクトを終了します。
本プロジェクトの模様は読み物風の記事にまとめて、パナソニックのウェブサイトやビックイシューでも後日ご紹介の予定です。

山村塾.png

■支援先:認定特定非営利活動法人 山村塾

https://sansonjuku.com/

■Panasonic NPOサポート プロボノ プログラム https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/citizenship/pnsf/probono.html