【東北エリア初!】サステナブル・シーフードをAP社山形工場に導入

日本

2021.02.12

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パナソニックは、2021年2月2日(火)にAP社 光学デバイスBUの山形工場でサステナブル・シーフードの提供を開始しました。サステナブル・シーフードとは、持続可能な生産(漁獲・養殖)に加え、加工・流通・販売過程における管理やトレーサビリティの確保について認証を取得しているシーフードの総称です。パナソニックは、サステナブル・シーフードの社員食堂での継続的な提供を2018年3月に日本で初めて開始し、今回の導入が49拠点目となりました。

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山形工場への導入は、食堂を運営いただいている株式会社天童給食センター様の多大なるご協力のもとで実現することができました。サステナブル・シーフードの提供は天童給食センター様としても、初めての取り組みとなりました。まず、株式会社and BLUE様が運営するMSC/ASC(※1)のグループCoC認証(※2)の枠組みを活用してCoC認証を取得いただきました。導入に際しては、食材の仕入れや管理、メニューの検討などに加え、新型コロナウイルス感染症対策にも万全を期すなど、入念な準備にあたられました。
また、提供日の数週間前から、食堂内でサステナブル・シーフードについて説明した動画の配信や、背景や意義を示したパネルやのぼりを設置することで、本活動の意義について従業員へ周知を行いました。

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当日は、MSC認証を取得した明太子を利用した「和風辛子明太子スパゲティ」を提供いただきました。希望者には事前にチケット販売を行うことで食堂の混雑を避ける工夫や、提供台に飛散防止シートを取り付けるなど、コロナ禍でのニューノーマルな食堂運営を実施いただきました。喫食した従業員からは、「美味しかった。次回もまた購入したい」など好評の声をいただきました。

パナソニックグループでは今後も、持続可能な社会づくりや、SDGs目標14の「海の豊かさを守ろう」の達成への貢献に向け、新型コロナウイルス感染症対策を講じた上でサステナブル・シーフードの社員食堂への導入を進めていきます。

※1 MSC/ASC認証:MSC認証は海洋管理協議会が持続可能で適切に管理された漁業を認証するもので、ASC認証は水産養殖管理協議会が環境と社会への負荷を最小限にする責任ある養殖業を認証するもの。いずれも第三者の認証機関が厳格な基準に基づいて審査しています。
※2 グループCoC認証:CoCとは、Chain of Custodyの略で、「加工・流通過程の管理」の意味。水産物の流通・加工の過程では、認証水産物とそうでない水産物が混じってしまう可能性があり、非認証の水産物の混入を防ぐため、製品がたどってきた経路を遡ることができるようトレーサビリティを確保する仕組みのことをCoC認証といいます。
グループCoC認証とは、20~30拠点をまとめて、認証を取る方法で、第三者認証機関による監査拠点が少なくて済むため、1拠点ずつ認証取得するより、拠点辺りのコストを下げることができる仕組みです(内部監査は必要です)。