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2020年度 出前授業 私の行き方発見プログラム④ ~ 神奈川県 川崎市立宮崎中学校 ~

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「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。2012年度から中学校を対象に教材を授業で活用していただいており、さらに2017年度からは、当社社員が講師として学校に出向く「出前授業」を行っています。

今年度は当初予定では5月から関東・関西を中心に全国の中学校に社員講師がお伺いをさせていただく予定でしたがコロナウイルスの影響で実施を見合わせておりました。8月から初めての取り組みとして、オンラインでの授業を開始いたしましたので、その内容をお伝えいたします。

【‟行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】

第4回目は神奈川県 川崎市立宮崎中学校からのオンライン授業のレポートです。

 日  時 :2020930日(金)14:2015:05
 学  校 :川崎市立宮崎中学校
 生 徒 数: 368名(2年生)
 社員講師:パナソニック株式会社 渉外本部 中西 奈央 さん
 職  種 :財界渉外担当

パソコンのカメラを通じて生徒に語り掛ける中西さん.png

オンラインを通じて生徒と交流.png

パナソニックの中西です。パナソニックの渉外本部で財界渉外の仕事をしています。

出前授業の準備を進めている時は、「自分が中学生の時にどんなアドバイスを社会人から聞きたかったか」という視点で、学生時代の経験や実際の仕事との繋がりなどを振り返りました。その中で、人生のターニングポイントで自分の行動の基準となったモットーやそこから得られた経験や成長を整理でき、中学生に対してはもちろんのこと、今の自分自身に向けても、今後、新たな挑戦をしていくための気づきを得る時間となりました。また、コロナ禍でのオンライン授業ということで、リアルで顔が見えないことから、できるだけシンプルで分かりやすい言葉で伝えることを意識しました。

私の仕事.png

実際の授業を実施している際に感じたことは、宮崎中学校の皆さんは社会課題に対する意識が非常に高いということです。ワークタイムの発表では、社会の中の自分の役割や15年後のなりたい自分について、「世界の貧困問題を解決したい」「海の豊かさを守るために行動していきたい」と考えを発表いただき、とても驚かされました。


Q&Aでは、「SDGsの達成に向けて、中学生から日々取り組めることはありますか」という質問を受けました。私はその回答として、SDGsに掲げられた目標の1つである「ジェンダー平等を実現しよう」を例に挙げ、「女性だから、男性だから」という考えは捨て、皆が平等であることを前提に、性別を意識することなく自分のやりたい夢を持ち、それに向けた努力を今からしてほしい」ということを伝えました。中学生がもつ無限の可能性を信じて、様々なことに挑戦していき、幅広い経験を培っていただきたいと思います。

【生徒から社員講師へのメッセージ】

・今回の出前授業で改めて働くことについて考えました。働くことが身近にあることを実感しました。

・とてもわかりやすい授業でした。これからもお仕事がんばってください。

・たくさんの人が聞いている前で、あんなにどうどうと話せていたのがとてもかっこいいと思いました。私もハキハキ相手に届くように話せるようになりたいです。

・仕事の内容や仕事をする上で大切なことを聞いて、自分の考えが広がりました。

・SDGsについてや、学校での勉強や活動と実際の仕事のつながりについて等、とてもためになる話ばかりでよかったです。

・お話を聞いて、SDGsや職業についての考えを広げることができました。特にジェンダー平等に関するお話が興味深かったです。質問に答えてくださってありがとございました。女であることに縛られず生きていこうと思いました。

・「やらない後悔よりやる後悔」この一言が心に残っています。

・最初は何をすれば会社に貢献できるのか分からなくて、どうしたら先生のようになれるのかわかりませんでしたが、今日の話を聞いて、先生が最後に言った「やらない後悔よりやる後悔」という言葉でとても納得しました。

・将来の夢がまだ決まってませんが、今のうちからいろんなことにチャレンジしてみようと思いました。

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