インダストリアルソリューションズ社がコロナ禍での「遠隔電池教室」を開催
インダストリアルソリューションズ社(IS社)は7月21日、大阪府の河内長野市立天見小学校の4年生17名を対象にオンラインよる「遠隔電池教室」を開催しました。
今回の電池教室開催は、IS社が以前から連携している河内長野市立教育メディアセンターからの要請を受けて実現したものです。
新型コロナウイルス感染症対策のため、河内長野市内の小学校は3月より休校や分散登校となり、6月15日から授業が全面再開。また電池教室の開催にあたっては、コロナ感染防止対策として授業時間の短縮、教室の消毒、机の間隔の確保、窓や扉の開放に努めたほか、個々の机上には段ボールにビニールシートを張り付けた同市オリジナルの「モックルガード」を設置しました。児童は、検温、マスク着用、手洗い・うがいなど感染予防を徹底しました。
パナソニックの講師は遠隔スタジオから授業内容を配信し、教室のパソコンと繋ぎ、児童は、プロジェクターからスクリーンに投影された画面を見ながら授業を受けました。
1限目は、電池の歴史や種類など基本知識などを学習、2限目は、「オリジナル乾電池(単1形)」を製作、最後に豆電球で点灯式を行いました。
児童からは「初めて電池を作れて嬉しかった」「みんなと一緒に電池を作ることが出来て嬉しかった」また、先生からは「どこにいても学べることが良かった」「電池や電気に興味を持つようになった」と感想を頂きました。
エナジーデバイス人事・総務部は1965年から、小学3年生から6年生を対象に地域への社会貢献として工場見学を開始、1995年には「手づくり乾電池キット」を開発しました。さらに1995年から学校へ訪問する「出張電池教室」や、2002年から遠方の学校も参加できるようにオンラインで「遠隔電池教室」を考案し、これまで国内では北海道から鹿児島の屋久島など14都道府県で開催、海外では2006年11月にハワイとつないで実施したほか、北京、オーストラリアなど11ヵ国で展開しています。
その結果、これまでに世界中で約19万人の児童が出張及び遠隔電池教室を受けました。
9月からは、新型コロナ感染防止対策をとりながら国内4校、オーストラリア1校が予定され、電池教室の活動を通じてブランドイメージの向上を目指していきます。