【大王フードサービス様初!】サステナブル・シーフードをサイクルテックに導入
パナソニックは、2020年9月9日(火)にLS社 パナソニックサイクルテック(株)の本社でサステナブル・シーフードの提供を開始しました。サステナブル・シーフードとは、持続可能な生産(漁獲・養殖)に加え、加工・流通・販売過程における管理やトレーサビリティの確保について認証を取得しているシーフードの総称です。パナソニックは、サステナブル・シーフードの社員食堂での継続的な提供を2018年3月に日本で初めて開始し、今回の導入が48拠点目となりました。
サイクルテックへの導入は、大王フードサービス株式会社様として「初」となる取り組みとなりました。大王フードサービス様には、株式会社and BLUE様が運営するMSC/ASC(※1)のグループCoC認証(※2)の枠組みを活用してCoC認証を取得いただきました。導入に際しては、食材の仕入れや管理などに加え、新型コロナウイルス感染症対策を施すなど、入念な準備にあたられました。
大王フードサービス様にはMSC認証を取得したお魚ミンチを利用した「おさかなミンチのドライカレー」を提供いただきました。提供台はソーシャルディスタンスを保ちながらも長蛇の列となり、5人に1人の方が喫食されるなど普段の魚メニューよりも多くの方に選択いただくことができました。
また、提供日の数日前から、食堂内にサステナブル・シーフードを導入する背景や意義を示したパネルやのぼりを設置し、従業員への周知を行いました。他にもモニターにてサステナブル・シーフードに関するビデオの上映やテーブルの上へのPOPの設置など、告知に工夫を凝らしました。
パナソニックグループでは今後も、持続可能な社会づくりや、SDGs目標14の「海の豊かさを守ろう」の達成への貢献に向け、新型コロナウイルス感染症対策を講じた上でサステナブル・シーフードの社員食堂への導入を進めていきます。
※1 MSC/ASC認証:MSC認証は海洋管理協議会が持続可能で適切に管理された漁業を認証するもので、ASC認証は水産養殖管理協議会が環境と社会への負荷を最小限にする責任ある養殖業を認証するもの。いずれも第三者の認証機関が厳格な基準に基づいて審査しています。
※2 グループCoC認証:CoCとは、Chain of Custodyの略で、「加工・流通過程の管理」の意味。水産物の流通・加工の過程では、認証水産物とそうでない水産物が混じってしまう可能性があり、非認証の水産物の混入を防ぐため、製品がたどってきた経路を遡ることができるようトレーサビリティを確保する仕組みのことをCoC認証といいます。
グループCoC認証とは、20~30拠点をまとめて、認証を取る方法で、第三者認証機関による監査拠点が少なくて済むため、1拠点ずつ認証取得するより、拠点辺りのコストを下げることができる仕組みです(内部監査は必要です)。