社会課題講演会Social Good Meetup「新型コロナ禍での災害に備える。避難生活お役立ち講座」を開催
CSR・社会文化部では、世の中の様々な社会課題と社員とを繋げるオープンな学びの場として「Social Good Meetup(SGM)」を2016年から開催しております。
新型コロナ禍の状況において今、日本各地で地震が頻発しています。また雨期に入り先日は九州地方を豪雨が襲いました。今後は台風のシーズンが控えており、ますます自然災害の不安が高まっています。そんな折、数々の被災地で、支援経験のある JVOADさんより「新型コロナウイルス 避難生活お役立ちサポートブック」が発行されました。今回の講座はこのサポートブック制作に携わったお二人から、災害が起きた時の対処法や避難所での感染の防止策、事前の備えなどの情報を教えて頂きました。
日時 : 2020年6月25日(木) 18:30~19:45
形式 : Teamsを利用したオンラインイベント
参加者 : 176名
講師 : 認定NPO法人 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
事務局長 明城 徹也 氏
: JVOAD避難生活改善に関する専門委員会
認定NPO法人 レスキューストックヤード(RSY)
常務理事 浦野 愛氏
明城さんからは、災害が起きたときに様々な支援団体、ボランティア、行政などが被災地に入っていく際に混乱が起きないようコーディネーションを行うためにJVOADが組織されたことや、新型コロナ禍で災害が起き避難する際の基準を示すためにサポートブックを制作したという経緯についてお話がありました。また、昨年パナソニックのプロボノチームと協働で行った災害支援ノウハウ可視化プロジェクトの取り組みについても紹介頂きました。
浦野さんからは、新型コロナウイルスの影響によって配慮しなければいけない対策のポイントについてのお話がありました。
災害が起きた際、コロナ禍では感染防止のため、他の地域から大勢のボランティアがすぐに駆け付けられない可能性が高く、そのためしばらくの間は被災地域の人たちがボランティアとなって協力して避難所の環境を整える必要があり、その時に知っていたら役に立つ知識についてサポートブックに記載したそうです。また、避難所で生活するときの注意点や携帯すべき装備などについて、写真やイラストを交えた資料で分かりやすくご説明頂きました。
参加者からは「タイムリーなテーマでもあり、大変勉強になった」「被災した場合も受け身でなく出来ることをすべきと思った」などのご感想を頂きました。
Social Good Meetupでは、引き続き、社会課題を紹介するプログラムとして展開していきます。