災害ボランティア育成講座(初級編)を横浜拠点で開催
2月12日 オートモーティブ社とコネクティッドソリューションズ社が隣接する横浜市池辺・佐江戸地区において「災害ボランティア育成講座(初級編)」を開催しました。
本講座は、昨今、日本のあらゆる場所で自然災害が起きていることを受け、災害発生時に自主的にボランティアとして活躍できる人材が全国の各拠点にいてほしいという思いから始まりました。より実践的で分かりやすい講座にするために企業や社会福祉協議会、NPO等が協働するネットワーク組織である「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)」と共催しています。
横浜拠点での開催は、昨年6月の福岡、9月の品川、春日井に続き、4回目となります。
当日は災害ボランティアに関心がある33名の従業員が参加しました。
日時 : 2020年2月12日(水) 18時~20時
場所 : オートモーティブ社 池辺本社ビル 3階 3S3会議室
参加者 : 33名
講師 : 日本NPOセンター 事務局長 吉田 建治氏
: NPO高知市民会議 理事 山﨑 水紀夫氏
社会福祉協議会 : 横浜市社会福祉協議会 葉山氏
都筑区社会福祉協議会 事務局長 半田氏、板垣氏
都筑区災害ボランティアネットワーク 代表 後藤氏
相模原市社会福祉協議会 三田氏
■災害ボランティアの基礎知識
日本NPOセンターの吉田事務局長からは以下のお話がありました。
①災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(通称:支援P)について
②災害時に立ち上がる、「災害ボランティアセンター」の組織・役割
③明治以降の災害とボランティア活動の歴史
④災害ボランティアの課題
⑤ボランティアの心構え(被災した人に寄り添い共に復興を目指す)
■相模原市における災害ボランティアの状況について
次に、地元での活動事例として昨年、台風19号で被災した相模原市で支援活動を行ったNPO高知市民会議の山﨑理事にお越しいただき、現場での取り組みについてお話いただきました。
①ボランティアとは(愛の対極にあるのは無関心)
②被災地に関心を持つことから始めよう
③災害には様々な違いがある
④災害支援は総力戦(力仕事だけではない、子どもの遊び場づくり、引越し手続き等)
⑤「助けて」と言えない日本人 (言葉に出せないニーズを発掘する必要性)
⑥ボランティアの心構え (自分が主人公にならない、多様な主体との連携をする、無理はしない)
■横浜でのボランティア活動について
横浜市社会福祉協議会と都筑区社会福祉協議会からそれぞれの役割と、平常時の防災に向けての取り組みなどの話がありました。人口が多い地域だけに、日頃から市と区のネットワークを築く取り組みをされています。また、最後にボランティア保険についてのお話がありました。
■参加者の感想を抜粋、ご紹介します。
・活動内容など、写真を用いたお話で大変イメージしやすかった。
・災害ボランティアセンターの役割がよく分かった。ボランティア保険に入り、いざという時
にはお役に立ちたいです。
・一歩踏み出せない私ですが、自分でも出来る事があると背中を押された気持ちになりました。
◆CSR・社会文化部ではこの災害ボランティア育成講座を2020年度も引き続きパナソニックグループ各拠点で展開していきます。