社会課題講演会「Social Good Meetup」すべての人に水と衛生環境を届ける!
11月19日(火)、OBPパナソニックタワーにて社会課題講演会「Social Good Meetup」を開催しました。Social Good Meetupでは、社会課題に関心を持つ社員を増やすことを目的に2016年から開催しています。11/19は世界トイレの日ということもあり、アジアやアフリカを中心に30か国以上で活動を実施している国際NGOのウォーターエイド様をお迎えし、世界中の水やトイレの現状についてお話しいただきました。
大阪で働く社員を中心に、新興国の社会課題に関心がある方など44名が集まりました。
日時 : 2019年11月19日(火)
場所 : OBPパナソニックタワー
参加者: 44名
講師 : 特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン 事務局長 高橋 郁 氏
前半は、「みんなのトイレ」というワークショップを行いました。このワークショップは、水・トイレ・衛生の問題やウォーターエイドの活動をより多くの人に伝えるために活動を行っている有志の「スピーカークラブ」のメンバーに進行いただきました。各チームごとに、決められた予算の中で誰にでも使いやすいトイレを考えてもらいました。考えたトイレが子ども連れの主婦や身体障がい者など様々な利用者にとって本当に使いやすいトイレになっていたかどうかを議論しました。
後半は、ウォーターエイドジャパンの高橋さんから、ウォーターエイドの活動内容・海外の水や衛生事情・海外で立ち上げたプロジェクトなどについてお話しいただきました。仮想水(※)という考え方によると日本は大量の水を輸入している、ということは非常に衝撃的な事実でした。最後には、ウォーターエイドの活動を広めるスピーカークラブへの入会方法について説明いただき、従業員が次のアクションを踏み出すきっかけを作っていただきました。
参加者からは、「トイレを作っている会社として、何かできることから行動していきたい」、「水は命に関わるので、自分事にして早急に解決していきたい」、「啓蒙活動の大切さがわかった」などの声をいただきました。
Social Good Meetupでは、引き続き、社会課題を紹介するプログラムとして展開していきます。
※仮想水とは、ロンドン大学のアラン名誉教授が1990年代に提唱した考え方で、食料などを輸出入する際にその生産に必要な水も輸出入したこととする考え方