「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。２０１２年度から中学校を対象に教材を授業で活用していただいており、さらに２０１７年度からは、当社社員が講師として学校に出向く「出前授業」を行っています。
【‟行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】
第７回目は山梨県甲府市立上条中学校からのレポートです。
日 時 ：2019年10月16日（水）13:30～14:30
学 校 ：山梨県甲府市立上条中学校
生 徒 数 ： 106名（2年生）
社員講師：パナソニック株式会社 パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社 グローバルファクトリーセンター 甲府工場 坂田 勇
職 種 ：製造
今回出前授業を行うにあたり、資料作成等の準備をすすめる中で、自身の中学生時代を振り返り、今の中学生はこのようなキャリア教育の機会が整ってきていることに羨ましさを感じました。
私が中学生だった頃は、仕事をしている社会人から話を聞くという機会は無かったので、今回の授業を通して少しでも中学生時代の"良い経験"につなげていただければありがたいな、という思いで授業を行いました。
授業開始前は、生徒の皆さんが興味を持って話を聞いてくれるか心配でしたが、授業が始まると、そんな心配はどこかへ行ってしまい、授業冒頭のSDGsの説明や自己紹介の時点でしっかり集中して聞いてくれていることが伝わってきました。
また、パナソニックの歴史や商品に関する「パナソニッククイズ」では盛り上がりを見せ、次のパナソニックの社員による、「自身の中学時代の好きな教科」や「仕事をする上で大切にしていることや働くことの意味・目的」等のアンケートの紹介はとても良い雰囲気の中で話をすることができました。
今回の授業のテーマである"会社にはどんな仕事があるの？"、"今の勉強が将来どのように役に立つの？"について、社員アンケートや私の経験談などから、しっかり学んでいただくことができたのではないかと思います。
授業の最後に、生徒の皆さんへのメッセージとして「"夢"や"好きなこと"を見つけてください」ということを伝えました。
"夢"や"好きなこと"からやりたい仕事が見え、今、学校で取り組んでいることがどのように将来の役立つのか、これから何に取り組むべきかが見えてくる、とお話をいたしました。
今回の授業が、生徒の皆さんの将来の目標を考えるきっかけになってくれたら嬉しく思います。見つけた目標に向かって頑張ってほしいと思います。
【先生の談話】
生徒達に分かりやすい楽しい授業をありがとうございました。事前の対応も丁寧にしていただき、社会の組織の中で働く人の話は生徒にとって貴重なものだったと思います。
【こどもたちのコメント】
・パナソニックの冷蔵庫が私たちの元に届くまでの工程の話はとても面白かったです。
・パナソニックの歴史や冷蔵庫が届くまでにたくさんの人が関わっているのがわかりました。講師の先生の説明もわかりやすかったです。
・私は授業を受けるまで「中学校だからいいや」と思って気をぬいていたところがあったけど、この授業を受けて中学校のうちから頑張っておかないとダメだなと思いました。私はなりたいものが特になくて困っていたけど、この授業を受けてみて好きなことを見つけることから始めるとよい、ということを聞いて安心しました。
・今やっている授業は使わないと思うものがあったけど、将来何があるか分からないのでしっかりやっておくのが大事だと感じた。
・今回の出前授業を通して私は「これからこんなことをがんばっていこう！」や「この職業につくためにはこんなことを頑張っていこう！」と色々と考えることができました。講師の先生のお話がおもしろく、楽しい出前授業を聞くことができました。私は人と話をすることが苦手なのでコミュニケーションをする力をつけていきたいと思いました。
・今回の授業で夢を見つけるためのコツを教えてもらったり、たくさんのことを学ぶことができました。また、今のうちから勉強しておかないとヤバイと危機感をもつことができました。学んだことを将来に生かせられるように頑張ります。
・講師の先生の話を聞いて今まで悩んでいたことが全て吹き飛びました。僕は今の僕の行き方を全力でやりとげようと思いました。先生の話をきいて僕は本気になることができました。本当にありがとうございました。
・「人は磨けば輝くダイヤモンドの原石」講師の方のこの言葉を心にきざみ、将来にいかそうと思います。
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