災害ボランティア育成講座(初級編)を福岡拠点で開催
CSR・社会文化部では近年、頻発する自然災害に備え、災害ボランティアとして
活動するための知識や技能を身につける「災害ボランティア育成講座(初級編)」
を開催しました。
ボランティアのはじめの一歩として、活動する際の心構え、知識等を身につける
約2時間の講座です。今年第一回となる講座は九州のCNS社 美野島工場にて
実施しました。
日時 : 2019年6月26日(水) 18時~20時
場所 : 九州 パナソニック(株)CNS社 美野島工場 Panasonic Laboratory Fukuoka
参加者: 45名
講師 : にいがた災害ボランティアネットワーク 理事長 李 仁鉄 氏
NPO法人 Angel Wings 代表理事 藤澤 健児 氏
福岡県社会福祉協議会 課長 南 知佳子 氏
■ 災害ボランティアの基礎知識
李 仁鉄氏から被災地で活動した経験のお話と共に、企業の社員が災害について
学び、現地で活動することへの期待をのべました。被災者にとっては、パナソニ
ックといった誰もが知っている企業の社員が来てくれたことに安心を感じる。
また、泥かきなど体を動かすだけが災害ボランティアではなく、心のケアの為に
被災者の話を聞く。車中泊している人に声をかける。現場の議事録をデータ化する
など、様々な方法があることも説明しました。
■九州地域における災害ボランティアの状況について
地元、九州のNPO法人 Angel Wingsの藤澤 健児 氏が2017年
9月に発生した福岡県杷木松末地区の豪雨被害時の写真と住民が撮影した映像
を交え説明しました。参加者も記憶に新しい出来事として映像に見入っていま
した。藤澤氏は地元の大学、学生と協力し「うきはベース」という災害ボラン
ティア活動団体を組織しており、無料宿泊施設の貸出しや送迎などで支援もして
います。平時でも防災について定期的な打合せや合宿を行ってるそうです。
■社会福祉協議会とボランティア・市民活動
福岡県社会福祉協議会の南 知佳子氏より、社会福祉協議会の成り立ちや、
災害時のボランティアに関する相談窓口となる組織である事を説明。ボラン
ティア保険の説明や募集も行も行われました。