2019年度 出前授業 私の行き方発見プログラム⑥ ~福井県大飯郡おおい町名立田庄中学校~
「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。2012年度から中学校を対象に教材を授業で活用していただいており、さらに2017年度からは、当社社員が講師として学校に出向く「出前授業」を行っています。
【‟行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】
第6回目は福井県大飯郡おおい町名立田庄中学校島中学校からのレポートです。
日 時:2019年9月24日(火)13:45~14:35
学 校:福井県大飯郡おおい町名立田庄中学校
生 徒 数: 21名(2年生)
社員講師:パナソニック株式会社 インダストリアルソリューションズ社 小林良祐
職 種:生産技術
社員講師として初めて教壇に立つにあたり、自身の中学時代を思い返してみました。「なぜ勉強をしないといけないのか?」「社会に出たときに何の役に立つのか?」当時の私は学校での勉強・活動が、将来どのような形で役に立つかよくわかっていなかったので、これらの疑問を抱き続けていました。
今回の私の授業は、私自身の学生時代の疑問への解についてであり、それらを踏まえた社会からの生の声が、より一層生徒たちの学校生活を充実させる気付きにつながれば、ありがたいと思います。
学校での授業は初めての経験だったので、一方通行にならないように気を配りました。授業最後のQ&Aでは生徒全員から質問をいただくほど盛り上がり、良かったと思います。
授業の内容は、パナソニック社員の中学時代を振り返るアンケートの紹介、今の私につながる学生時代の具体的な勉強の内容や、社会に出るまでに身に付けてほしいこと等です。私の今の仕事は、車の事故(横転・横滑り)を検知するセンサをつくることです。車のセンサは人の命を守る商品です。私は、仲間との協力や円滑なコミュニケーションがよりよい製品づくりにつながると考えています。工場で働く社員一丸となり高品質なセンサを作っています。
最後のグループ討議での発表ではコミュニケーションの大切さが分かったと言ってくれたグループがあり、伝えたいことが理解していただけたのかな、と思いました。
グループ討議は中学生には難しいかなと思いましたが、活発な意見交換が行われ、自分の将来をしっかりと考えている様子が伺えました。短い時間ながらしっかり発表していただき、私自身も楽しく、授業を行うことができました。
【子供たちからのコメント】
・パナソニックにはどんな仕事があるのかがよくわかりました。1つの会社の中でもいろんな仕事があることもわかった。働いている理由や中学校の教科で将来役に立つものなどもわかった。自分たちが将来大人になるときにはもっとグローバル化が進むと教えられたので、海外に負けないよう英語に力を入れて取り組んでいきたいです。
・僕はこの授業で勉強の大切さや仕事の大変さがわかりました。車の部品の数は2万以上あるとわかり驚きました。これから将来のことを考えたいと思います。
・小林さんがつくっているセンサは、交通事故から人の命を守るものなので、とても責任があるということがわかった。「自分がつくった〇〇」といえるものがあるのは、すごいと思った。
・今回の出前授業はとても分かりやすかったです。特に印象に残ったのは、働くことにはコミュニケーション能力がとても大切だということです。意外と一人でできることは少ないと聞いて周りの人の支えや協力が必要不可欠だということがわかりました。
・これからはどんな授業にも全力で取り組み、自分の力をつけたいと思いました。私は介護士になりたいので、そのために人にやさしくなれるようにしたいです。
・今回の出前授業を受けて自分が商品をネットで頼んだら宅配する人がいるなど、いろんな人が関わっていることがわかりました。大人になると小中学校や高校で習ったことが全て生きてくることがわかった。日々の授業をしっかりしたいです。
・パナソックについて知らないことをたくさん知れたのでよかったです。グループ討議ではみんなとたくさん意見をかわして色んな発見もあって楽しかったです。自分の将来について少しは考えられたのでよかったです。
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