2019年度 出前授業 私の行き方発見プログラム④ ~ 福島県いわき市立錦中学校 ~
「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。2012年度から中学校を対象に教材を授業で活用していただいており、さらに2017年度からは、当社社員が講師として学校に出向く「出前授業」を行っています。
【‟行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】
第4回目は福島県いわき市立錦中学校からのレポートです。
日 時:2019年8月30日(金) 1時間目~6時間目
実 施 校:福島県いわき市立錦中学校
参 加 者:3年生、3クラス、99名
社員講師:パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社 松本 健志
職 種:営業
ライフソリューションズ社マーケティング本部東北復興ソリューションプロジェクトは、東日本大震災復興支援活動の一つとして「私の行き方発見プログラム」の出前授業を実施しております。
今回は福島県いわき市立錦中学校にお伺いしました。
授業は学校の先生との事前打ち合わせでご理解・ご協力を得て、2時間授業を一コマとし、3クラスをそれぞれ個別に下記の流れで実施いたしました。
①パナソニックの会社概要、②パナソニックでの私の仕事体験と進め、この後生徒の皆さんが事前に考えてきてくれていた「講師への質問」を受け付けました。
この質問の内容に答えるような形で、③働くことの意義・目的、④ 会社や社会で求められる能力、⑤今、そしてこれからの学校生活の構成で実施し、3つのワーク(③、④、⑤にて個人ワークやグループワーク)の時間もなるべく多く取り込みました。
2時間にわたる授業にもかかわらず、生徒の皆さんは集中し熱心に私の話に耳を傾けてくれ、またワーク時のグループディスカッションも活発に行われておりました。さすが3年生!と感心する意見も出ており、とても頼もしくも思えました。学校の先生の事前授業の成果もあり、講師への質問も多数いただきました。
会社や社会で求められる能力についてのグループディスッションでは、3クラスどのグループでも「コミュニケーション能力」の必要性・重要性についての意見があがりました。
今回の授業で私が生徒の皆さんに伝えたかったことは、「会社や社会で求められる能力について皆さんは、すでに学校の勉強やクラブ活動や文化祭活動などを通して身に付けはじめている」ということです。生徒の皆さんはすこし驚いたようでしたが、私の説明を聞いてしっかりとそのことを理解してくれたような気がします。
中学校以降の進路を決める大切な時期にこの授業を実施させていただきましたが、少しでも生徒の皆さんのお力になれたらと思いながら学校を後にしました。
【生徒の皆さんからのコメント】
・自分が将来就きたい職業に関する教科をしっかり勉強していきます。
・自分のやりたいこと、特長を活かせる仕事に就きたいと思うきっかけになりました。
・今日の授業で学んだことをこれからの生活に活かし、将来の仕事に役立てようと思います。
・自分の苦手なことを克服し、得意なものを伸ばして行き、自分の未来のためにがんばりたいと思います。
・この授業を受けて、仕事に就くために今勉強をしなければならないのだと改めて感じ、自分から勉強をする決心ができました。自分がやりたい仕事のためにも頑張ろうと思います。
・自分が興味をもっておる職業について調べてみて、将来のことを考えようと思いました。
・夢やあこがれを目標とし、苦しいことも仲間と乗り越えられるような人間になりたいと思いました。
・社会で求められる色々な能力が学校で学んでいることからつながっているのが印象的でした。
・今、受験に向けて勉強していますがなんでこの勉強をしているのか理由がよくわかっていませんでしたが、今日の授業を受けて勉強している教科の大切さを知ることができました。自分の未来のために頑張ります。
・私は小学生のころからの夢があり、今もその夢は変わっていません。今回の授業を参考に少しずつ自分の夢の実現にむけて頑張ります。
・最近進路のことについて少し悩んでいたのですが、今回の授業を受けとても良いヒントになりました。将来にために今を乗り越えて頑張ろうと思いました。
なお、授業の様子は学校のホームページでも紹介されています。
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