オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム~千葉県総合教育センター Teacher's セミナーを開催~
パナソニックでは、2015年に「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム」を独自開発し、学校への提供を開始しました。また、2016年度からはこの教材をより良く活用いただく為の教員向け研修「Teacher's セミナー」をスタート。東京2020大会を1年後に控え、8月2日に千葉県総合スポーツセンターにおいて小学校25名、中学校10名、高校7名、特別支援学校30名の、合計72名の先生にお集りいただきTeacher's セミナーを開催いたしました。
千葉県でのTeacher's セミナーは昨年度に引き続き2回目の開催で、総合教育センターの方は、昨年12月に開催された「オリンピックとパラリンピックを題材とした教育プログラム ティーチャーズセミナースペシャル」に参加いただいております。
今回は募集数を大幅に上回る参加のご希望をいただいたということで、東京2020大会の競技開催県としての盛り上がりを感じることもできました。
冒頭、事前キャンプ・大会競技支援課より東京2020大会開催県として、どこで何の競技が行われるのか等の紹介がありました。その中で東京2020大会に出場している選手の姿を通じて、国際的に戦える選手になるレベルに到達するまで、その選手がどのような努力を重ねてこられたのかを子どもたちにも知ってほしい等、東京2020大会が教育的な知見から多方面で価値があるという紹介がありました。
Teacher'sセミナーでは、プログラム4多様性と共生社会-インクルーシブな社会を考える-を中心に模擬授業を実施、プログラムの全体概要の説明を行いました。
参加いただいた先生からは、以下のようなコメントが寄せられました。
【小学校】プログラム2「多様性と国際理解」の"おもてなし"の考え方が活用できると思った。東京2020大会という側面だけではなく、これから生きていく上で必要となる要素や人とのコミュニケーションをとるうえでの心構え等の学習として使える。
【中学校】プログラム2「多様性と国際理解」と4「多様性と共生社会」を組み合わせて、いろんな人と共に生きるということと、おもてなしを結び付けて教育ツールとして使っていきたい。また中学校2年生は職場体験があり、外の人との接点がでてくる中でも"おもてなし"の考え方を取り入れていきたい。
プログラム1「大会の意義とそれを支える人々」のワークは「総合」や「特活」で、運動会や文化祭を行う上で、それを支える人々がいるから成り立っているという気付きに使える。プログラム2「多様性と国際理解」は、「福祉」の時間に加え、最近増えている海外から転入してくる子どもたちを受け入れる際にも使えそうだ。
特別支援学校高等部で「専門学科」「普通科職業コース」のある学校はキャリア教育に特に熱心であり、特にこのような内容が響くと思う。
オリンピック・パラリンピック開催を1年後に控え、千葉県でもオリンピックとパラリンピクを題材とした教育プログラムが広がっています。
<関連リンク>
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