2019年度 出前授業 私の行き方発見プログラム③ ~ 東京都 東京女子学園中学校 ~

学び支援

2019.07.31

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「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。2012年度から中学校を対象に教材を授業で活用していただいており、さらに2017年度からは、当社社員が講師として学校に出向く「出前授業」を行っています。

【‟行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】

第3回目は東京都 東京女子学園中学校からのレポートです。

  日  時 :7月9日(火) 9:50~10:40
  学  校 :東京都 東京女子学園中学校
  生 徒 数: 22名(3年生)
  社員講師:パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社  伊佐治 友香
  職  種 :企画

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授業の準備をしていた際は、教壇に立つという経験がない中、私の話がしっかり理解してもらえるかが不安だったので、自身の中学生の頃を思い出し「中学3年生だったらどんな話が参考になるだろう」と考え取り組みました。さらに、授業の当日学校に到着してから、担任の先生に生徒の主な進路先や日常の様子を伺い、興味を持ってもらえそうな内容を話に盛り込むように努めました。

授業開始直後はとても緊張していましたが、私の語りかけに対してしっかりと反応を返してくれたので、徐々に緊張を和らげることができました。特にパナソニック社員の好きだった科目(数学、理科、部活動)、嫌いだった科目(国語、外国語、美術)のスライドでは「えー!?」とどよめきが起こるほど盛り上がりました。

担当させていただいたクラスは、普段からグループワークを行っており慣れているということで、ディスカッションを開始するとすぐに活発に意見を出し合っていました。5グループ全ての意見を発表してもらったのですが、今やっている勉強が会社生活で活かされていること、基礎の学力を身に着けることの大切さを理解して頂けたと思います。

また、私自身が生徒の皆さんに教えられたこともありました。イタリア出張の苦労話をしたのですが、私は「英語でなんとか通じるだろうから、最低限英語で通じるようにすることが必要」と思っていました。ところが、私の話を聞いた生徒の皆さんからは「英語が重要なのはもちろん、現地の言葉を知ることも重要だと感じた」という意見が多く出ていました。外国の方とより良いコミュニケーションを図るために、その国の言葉(文化)にも目を向けることが大切だと、改めて気付かせて頂きました。

私の話を聞いていただいた生徒の皆さんには、将来やりたいことが決まっている人も決まっていない人もいると思います。自分がやりたいことが決まっている人は、その目的を実現するためにどうしたらいいのか、いつまでに何をすべきなのかを具体化していってみてください。まだやりたいことが見えていない人は、やりたいことが見つかったときに実現ができるよう、しっかり基礎学力を身に着けていってください。50分と短い時間でしたが、このような機会を頂き有難うございました。皆さんの今後のご活躍を楽しみにしています。

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【子供たちからのコメント】
 ・外国語(英語)が大切だということで、私は英語が好きなので、将来、英語を使って人のやくに立てればと思いました。
 ・目的を見つけて明確にする。
 ・目標をもつと、しんを持てる人になれるということがヒントになりました。
 ・今の勉強がダイレクトに将来につながるのでがんばらなきゃと思った。
 ・今やっている勉強を意味ないとなげやりにしていたけどやらなきゃいけないと思いました。
 ・私の「人間関係がうまくいかなかった時にはどうされていますか。」という質問にとてもわかりやすく答えていただき、ありがとうございました。学校は人間関係を学ぶ場所であると思っているので、将来に誰とでもうまく付き合っていける人になりたいです。
 ・グループ発表のときに「色々な教科をできるようにしておくことは将来の幅を広げることにつながる」と言っていたのが印象に残りました。わかりやすくてあっというまの1時間でした!!!これからの人生に生かしていきたいです。ありがとうございました!!!

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