2019年度 出前授業 私の行き方発見プログラム①~ 滋賀県立守山中学校~

学び支援

2019.07.08

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「私の行き方発見プログラム」は、当社が企業市民活動として学校に提供している教育支援プログラムで、多種多様な役割を持って働くことを学び、自分らしい"行き方"を考える内容です。2012年度から中学校を対象に教材を授業で活用していただいており、さらに2017年度からは、当社社員が講師として学校に出向く「出前授業」を行っています。

【"行き方"とは、松下幸之助創業者が「よりよい人生を生きるための心構えや考え方」といった意味を込めて使用した言葉。】

2019年度の活動として、社員講師キックオフ会議が5月に開催され、6月からいよいよ出前授業が本格的に開始されました。 昨年度に引き続き、25名の社員講師が日本全国の中学校50校の教壇に立ちます。 (数は変動する可能性があります) 社員講師の皆さんに、「授業実施前の思い」「授業の様子や生徒たちの反応」「授業実施後の反省や工夫した点」等について、自身の出前授業のレポートをしていただきます。

まず第一回目は滋賀県立守山中学校からのレポートです。

日 時:2019年6月10日(月) 14:20~15:15 
場 所: 滋賀県立 守山中学校
参加者:76名(第二学年)
社員講師:パナソニック株式会社 アプライアンス社 下嶽 勇登
職 種:人事

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授業実施前は、自分の中学二年生時を振り返って懐かしい気持ちでした。一人だけでもよいので自分の話の中から、キャリア形成における気付きを得て、何かのきっかけを作ってもらえればと思い授業に臨みました。生徒は全員非常にまじめな印象で、メモを自発的に取ってくれる人もいました。身近な事例や自らが知っている事柄が出てきた時の反応がとても良かったと思います。学校のマイクが直前になって使用できないと判明し、地声で授業を実施しましたが、積極的に発言してくれる生徒がいたりして、順調に授業を進行することができました。授業は他の社員講師と共通の内容と自身で準備した内容とで構成されているのですが、自分の用意したパートについて話している時に一番生徒たちの興味を惹きつけられたのが良かったのではないかと思います。

今回の出前授業の中で、 自分が伝えたいことを相手に100%理解してもらうことの難しさを再認識しました。 担任の先生が生徒たちに、 「人にものを教えるときは、様々な方法で何回も繰り返すのが大切」と 仰ったことが印象的でした。 1回の授業で全てを伝えるのは難しく、1つの事を理解してほしいと思うならば、 様々な方法で何回も機会を設けることが大切であることを知りました。 自分が伝えたことが「伝わったこと」ではなく、相手に伝え理解していただけたことが「伝えたこと」という事を私自身肝に銘じて、今後の人生を送りたいです。

自分の授業を聞いて、自身のキャリアを考えることがとても大切であると理解してもらえたら有難いと思います。そして、「自分の人生は自分で決める。」「世界は想像以上に大きい。」 ということを伝えさせていただきました。 自分自身で自分の人生に責任を持ち、後悔のない自分らしい"行き方"を発見していただければ、と願ってやみません。

【子供たちからのコメント】
 ・実際に大人の方の話を聞いて、自分の未来に対するイメージをはっきりとすることができた。
 ・1つのものをつくるのにたくさんの人が関わっていて、その1人1人が仕事に対してやりがいを感じていることが分かった。
 ・忙しい中ありがとうございました。私は将来なりたいものが決まっていません。だからこそ色々な教科に取り組むべきなのに苦手だから、と数学を投げやりにしていました。しかし今回の授業で数学も社会に出て必要だと分かったので苦手ながらも頑張ろうと思えました。本当にありがとうございました。
 ・いつも父親からはあまり仕事の話をきけないので理系の視点からのお話がきけてとても学習になりました。個人的に将来を考える良いヒントがたくさんあって、少々考えるのが追いつけていません。ですが、1つ1つのヒントを元にしっかり考えて今後の自分を決めていきたいと思います。良い機会をありがとうございました。
 ・本日は、お忙しい中私たちのために時間をつくっていただき、ありがとうございました。そして、話をきいて多くの大切なことを知ることができました。自分の人生に責任を持ったり、将来の夢に関するきっかけを見つけるために積極的にチャレンジするのは難しいことだけれど、今からできることをしっかりと着実にできるようにしたいです。

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