日本:社員プロボノチームが「箕面市国際交流協会」に事業計画の中間提案を実施
社員がスキルを活かして、チームを組んでNPO等の事業展開力の強化を応援する「Panasonic NPOサポート プロボノ プログラム」。
2016年度は、プロジェクト期間を1DAY、短期(3~4ヶ月)、長期(半年)と多様化させ、NPO5団体を応援しています。長期プロボノでは、大阪の「箕面市国際交流協会」に事業計画を応援するプロジェクトに社員6名が取り組み、12月17日(土)に「箕面市国際交流協会」のスタッフの皆さんに中間提案を行いました。
箕面市には91ヶ国から来た2,452人(2016年7月末時点)の外国人市民が暮らしています。さらに、外国出身の父母や祖父母を持つ「外国にルーツを持つ人」を含めるともっと多くの人が暮らしていることになります。また留学や仕事のために海外で暮らした経験を持つ人も多く住んでいます。公益財団法人箕面市国際交流協会(MAFGA)は、1992年に箕面市の出資により設立されており、地域の特性を生かしながら、地域の国際化を促進する事業や国際交流事業をボランティアの皆さんと協力しあいながら行ってきました。2013年には世界中の文化に触れ、国籍や世代を問わず、多様な市民が出会い、共に学びあえる拠点として「箕面市立多文化交流センター」が開館し、その指定管理を箕面市
国際交流協会が請け負っています。
ここでは、世界の家庭料理を味わえるコミュニティカフェ「comm cafe(コムカフェ)」なども運営しています。地域で暮らす外国人市民の社会参加を促進するとともに互いの文化を理解しあう場であるコム・カフェには、文化、言語、宗教、ジェンダー、世代が異なる19カ国30名のシェフと、日本人を中心としたボランティア、カフェ運営を担当する外国人当事者グループなど多様なステークホルダーが関わっています。将来的にはカフェ運営を自立させていきたいという目標もあり、今後どのように事業を進めていけばよいかの事業計画についてプロボノチームが応援しています。
中間提案には箕面市国際交流協会からも理事長を含め7名が参加しました。この日は「comm cafe(コムカフェ)」に関わる多様なステークホルダーへのヒアリング結果や収支状況、「comm cafe(コムカフェ)」の魅力や可能性、課題やリスク等についてプロボノチームが客観的にまとめたデータを団体の皆さんと共有し、今後の方向性についての意見交換を行いました。プロボノチームはこの後、中間提案の意見交換をもとに「comm cafe(コム・カフェ)」の将来像を描き、持続的に運営できるよう、最終提案に向けて取り組みます。
<関連情報>
▼パナソニックのプロボノプログラム
▼イベントレポート:プロボノ1DAYチャレンジ OSAKA 2016
▼事例レポート:ファミリーハウスへの事業計画立案支援
▼事例レポート:気候ネットワークへの事業計画立案支援