日本:第5回 被災地支援プログラム「きっと わらえる 2021」 大船渡市甫嶺小学校で開催
パナソニックでは東日本大震災で壊滅的な被害を受けた学校を対象に子ども達の映像制作支援プログラム「キッド・ウイットネス・ニュース」のノウハウを活用し、被災生活が今なお続く子ども達に映像制作を通じ笑顔と元気を取り戻すプログラム「きっと わらえる 2021」を立ち上げ、9月より実施しています。
5回目は岩手県大船渡市の甫嶺・越喜来・崎浜小学校で参加児童20名で実施しました。
甫嶺・越喜来・崎浜小学校は現在、校舎が使えた甫嶺小学校で合同で授業をしています。越喜来小学校は津波により学校が水没、崎浜小学校も現在立ち入りが出来なくなっています。4月よりこの3校は統合が既に決定しており、甫嶺小学校の校舎で越喜来小学校として4月から新たにスタートします。甫嶺小学校と崎浜小学校は最後の卒業生となります。
ワークショップの最初は、講師陣の紹介。子ども達も少し緊張。続いて今回から撮影の役割分担、上手な撮影方法をデモンストレーションを取り入れました。 なれない演技に講師陣も汗だく。 上手く子ども達に伝わったか心配でした。早速撮影開始。「今、つたえたいこと」をテーマにしたメッセージと、「2021年へのメッセージ」の2本を撮影します。機材を担当する人、メッセージをカメラの前で話す人それぞれの役割を果たします。講師の先生から説明を受ける子ども達の顔が楽しさで我慢できず緩みます。子ども達からのメッセージには3校が一緒になり、仲間と仲良くなれたこと、家族の大切さについて話す子どもなど、しっかりと自分の言葉で話してくれました。
今回の特別授業もパナソニックの社員が、「夢を叶える」をテーマに授業をしました。乾電池有人飛行プロジェクトを担当した宣伝グループの井上さんです。井上さんは、CM制作を通じての夢を叶えることの楽しさ、持ち続けることの意義をクイズを交えながらお話をしていただきました。エボルタ君1号機も登場。最後は皆で制作した「今、つたえたいこと」の上映会です。校長先生や担任の先生をお迎えして上映会がスタート。友人のメッセージを聞き、皆凄く楽しそう。上映会後も、「仲間のメッセージが聞けて楽しかった」「思ったより上手に撮影できていた。」など感想が子ども達からでていました。
最後に「2021年へのメッセージ」が収録されたタイムカプセルが特別授業講師の井上さんより代表児童に進呈されました。10年後、また仲間とこの映像を見るのが楽しみですと話してくれました。今回の体験でカメラマンになりたくなった子どもがなんと3人もいてくれました。是非夢を叶えてくださいね。
大船渡市甫嶺・越喜来・崎浜小学校の制作した「今、つたえたいこと」は後日画像を配信いたします。お楽しみに