CORPORATE CITIZENSHIP NEWS 企業市民活動ブログ
2025.11.27   日本

神奈川・海の公園でアマモ播種(種まき)活動を実施

大きな社会課題である気候変動は、水温上昇をはじめ海中の環境にも大きな影響を与えています。海藻類が激減して、海底が砂漠のようになってしまう「磯焼け」もその一つです。こうした課題に対し、東京湾UMIプロジェクトでは、CO2を吸収し、多様な生物のすみかでもある藻場の再生活動に取り組んでいます。パナソニックグループは環境保全活動の一環として参画しています。

1115日(土)、横浜・海の公園にて、アマモの播種(種まき)を行いました。栗田工業㈱、㈱明電舎、東洋建設㈱と共催し、総勢約75名、うちパナソニックから13名が参加しました。集合s.png

当日は、まず「東京湾のアマモ場はどうなったの?」と題した座学からスタート。アマモの生態や、強風や夏の高水温などによる減少の現状について学びました。続いて、参加者は生分解性不織布でできたお茶パック状の白い袋に、成長の願いを込めて絵を描き、アマモの種と海砂を詰めました。種を入れた袋はダイバーによって海底に埋められ、その様子を参加者がモニターで見届けました。全体活動s.png

さらに、来年4月頃まで自宅でアマモ栽培に取り組むパナソニックグループの有志の従業員が育成キットを一緒につくりました。今回の栽培では、自宅での育成時に、パナソニック ホールディングス㈱技術部門が開発したCO₂由来植物成長刺激剤「ノビテク」を活用し、その成長促進効果を測定します。各家庭で育てた苗は来春に海の公園に植え付ける予定です。育苗キットs.png

〜東京湾UMIプロジェクト ホームページより引用〜

東京湾の豊かさを取り戻すためには、森に木を植えるように、海に「生き物のゆりかご」といわれるアマモ場を東京湾に再生させ、生物多様性を確保するとともに、その活動を通して、私たち一人一人が海への理解や関心を高めようと取り組んでいるものです。

私たち一人一人が海への理解や関心(愛)を高め、多くの人に広まることを願い、本プロジェクトを「東京湾・海(Umi)をみんな(Min-na)で愛(I)するプロジェクト」=愛称「UMIプロ(うみプロ)」と称しています。東京湾において、NPOや一般市民、企業等の多様な主体と協働でアマモ場再生の取り組みを進めていきます。

記事を探す

カテゴリ:
地域
年月日:
企業市民活動ブログトップ