活躍する社員の声

Interview 01コスト競争力を生む
生産体制を
技術面から追求する。

技術部 技術開発課

技術系若手社員|2017年入社


Q現在の仕事内容について
教えてください

生産技術職として、新規設備の導入、既存設備の改善、生産工程の設計などを担当しています。仕事の目的は、質の高い製品を効率良く低コストでつくる生産体制の構築。現在は、物流倉庫や製造業の給電システムに使われるハイトロリールの品質安定化を目指し、自動検査設備の改造や製造データの分析を進めています。

ハイトロリールは長さが50mもある製品。10時間以上の連続稼働で生産しますが、途中で異物が混じったり、ゆがみや寸法の狂いが起こる可能性があります。そうした不良を自動検出するためにカメラとレーザーを生産ラインに取り付け、稼働しながらの品質チェックが可能になりました。レーザーで計測する寸法はデータとして取得できるので、寸法異常が出たときはデータ分析で原因を突き止めることもできるようになりました。以前は人が現場にずっと張り付き、抜き取り検査をしていましたが、生産ラインに自動検査機能を持たせたことで、少ない人員で良品を安定生産する体制が整いました。

Q仕事のやりがいを感じるのは
どんなときですか?

製造現場の設備を改善したことで、オペレーターに感謝の言葉をかけてもらえたときは、やりがいを感じます。自動検査設備を整備したときも、「つきっきりで検査をしなくて済むからほかの作業が余裕を持ってできる」と喜ばれました。生産技術の仕事は、現場でのコミュニケーションを通じて受ける改善要望から始まることが多いんです。

「もっと簡単にオペレーション画面を操作できないか」。「楽に作業が進められないか」。そんな要望に応えることで生産効率が向上することもあるんですよ。例えば、製造過程で行う社名や製品ナンバーの印字は、プリンター画面の設置場所に行って操作していたのですが、現場の要望は「検査画面とプリンター画面を1カ所にまとめてほしい」。バラバラに配置された操作画面を集約することで、オペレーターは行ったり来たりする動作の無駄がなくなり、作業の効率が上がりました。
生産技術者は、機械のことも現場のことも深く理解して、製品製造を技術面から検討するスペシャリスト。モノづくりのブレーンとして、当社の強みである圧倒的なコスト競争力を生んでいきたいと思っています。

Topics

新規プロジェクトの流れ

カメラによる異常検出システム

01

工法開発・構想設計
(1ヶ月)

製造現場で「どんな異常を検出してほしいか」をヒアリングし、傷・汚れ・変形などの検査対象を抽出。その内容に沿って仕様を検討し、適した機器をカメラメーカーと相談して選択する。

02

仕様付け(2ヶ月)

模擬製品を使って予備実験を行い、各機器の配置や動作の仕様を決定する。カメラと照明の位置、角度、距離、機器間の配線を入れた簡単な図面を作成し、設備メーカーに製作を依頼。

03

試運転(2ヶ月)

機器の動作を制御するプログラムを作成し、試作を実施。各機器の動作を確認しながらプログラムを修正していく。生産開始に合わせて調整を繰り返し、ベストな状態に仕上げる。

04

本生産

生産開始後に発生したトラブルにその都度対応。試作と本生産では違うことが多く、機器の角度や距離の微調整が必要になる。制御プログラムも一部修正し、本生産の量産体制に合わせていく。

Qどんな技術者になりたいですか?

SPTの技術者の魅力は、生活のインフラを支えるモノづくりに携われること。日常で何気なく天井や壁を見ると「うちの製品がこんな所にも使われている!」と驚くことが多く、社会に必要とされている仕事だと実感できるんです。

生産技術は、学生時代に専攻した電気・電子の知識が生きる場面もありますが、加工方法の検討や機器の選定に、化学や物理学の基本知識が必要になることもあります。海外拠点のタイ工場でメッキ設備の立ち上げに関わったときも化学の知識が必要でした。一言に電設資材といっても素材、形状、加工法はさまざま。身につけるべき知識・技術はたくさんありますが、新しいことを知るのは面白いです。

これからも新たな業務に積極的に挑戦し、成長していきたいと思っています。目指すのは、大規模設備導入のプロジェクトリーダー。自分の考え方にとらわれず、周囲の意見を取り入れて正確な判断ができるリーダーとなり、チームを引っ張る存在になることが目標です。

求職者へメッセージ

「失敗してもいい。やってみろ」
チャレンジできる環境で
成長できます!

テクニカルな知識やスキルを身につけることは簡単ではありませんが、多様な製品を扱っているので、仕事を通じてさまざまなことを学べます。若手にもいろいろな改善テーマを任せてくれることも魅力。「失敗してもいい。やってみろ」と上司が背中を押してくれ、新しいことにどんどんチャレンジできる環境は成長につながると思います。経験豊富な先輩たちも若手の未熟な知識をフォローし、丁寧に教えてくれるので安心して仕事に取り組めます。

Interviews活躍する社員の声

01技術部 技術開発課

技術系若手社員|2017年入社

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02技術部 商品技術課

技術系中堅社員|2004年入社

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03事業管理部 原価管理課

事務系若手社員|2018年入社

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