MarketWhat is 配電インフラ?


配電インフラとは?

私たちの毎日の暮らしや社会活動のエネルギーとして欠かせない電気。一般住宅はもちろん、オフィス、商業施設、製造工場など、世の中のありとあらゆる場所・場面で絶えず使われています。でも、単に電線をつないで電気を流すだけでは、感電や漏電の危険があり、一歩間違えれば人の命にかかわる重大な事故にもつながりかねません。電気を安全に使うためには、配電線を保護し、給電システムを支える電設資材が必要です。

電設資材を用いて電気器具・設備に電気をつなぎ、安心・安全・快適な使用環境を提供しているのが「配電インフラ」です。多くは壁の中に設けられ、目には見えませんが、それがないと私たちの日常が成り立たない大切な設備。暮らしや社会の基盤になくてはならない存在です。世の中のさまざまなモノやコトが電気で発展していく中にあっては、より便利で快適な、豊かな未来を創造するために重要な役割を果たす存在でもあります。

    製品について

    配電システムを支える電線管やダクトを中心に電設資材を製造しています。外部衝撃から電線を守るだけでなく、「あったらもっと便利だな」を考え、配電インフラの新しい性能・機能をカタチにしています。身近な暮らしの場で目を凝らせば、電気がつながる所にはここにもあそこにも当社の製品が使われ、社会の発展に貢献しています。

    主な製品

    • 鋼製電線管・付属品

    • 可とう電線管

    • 露出配線保護管・レースウェイ

    • エアコンアクセサリー

    • 引込ポール・機器取付用ポール

    • FAダクト

    どんな場所で
    使われている?

    Location01

    ビル

    ビル

    壁の内側で配線を保護するために―。配線を守る「電線管」がさまざまな電気器具を安全に安心して使用できる環境をつくっています。

    Location02

    住宅

    住宅

    エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管の収納に―。建物の美観を損なわないよう「スッキリダクト」が化粧カバーの役割をします。

    Location03

    公園

    公園

    屋外に設置する防犯カメラや防犯灯に給電するために―。「機器取付用ポール」の内部に電線を通し、機器に電気を送っています。

    Location04

    ソーラー発電

    ソーラー発電

    直射日光や雨風に晒される過酷な環境下で安全に電気をつなぐために―。「高耐候樹脂製ケーブル保護可とう管:パナフレキPV」が太陽電池モジュールからの配線を保護します。

    Location05

    遊園地

    遊園地

    観覧車の電飾とキャビン内への給電に―。
    「FAダクト(移動機器用電路システム)」で給電しながら遊具を移動させることができます。

    Location06

    工場

    工場

    半導体工場などクリーンな環境で給電するために―。機器と配線の接触がなく、摩耗粉が出ない「非接触給電システム」が使われています。

    Case Study- ケーススタディ

    スーパーマーケット

    Before

    生鮮品を美味しそうに見せる照明と陳列棚に合わせた防犯カメラの設置。
    営業時間に合わせてON/OFFを行う照明器具と、24時間稼働の防犯カメラへの給電は、1本の配線ダクトでは対応できず、従来は2本の配線ダクトが必要でした。景観が悪く、施工費用もネックに…。

    After

    2段構造の配線ダクト「OSライン」で解決!
    上段を常時通電、下段をON/OFFを行う器具の給電に使うことで1本のダクトで対応可能に。お店は省スペース化による美観の向上や工事費用削減を、施工業者は作業効率の向上を実現しました。

    高まるニーズ

    電気の使い方が暮らしや社会の進化に大切な役割を果たすいま、当社商品のニーズは大きく広がっています。例えば、日本で問題になっている労働人口の減少。高度な配電インフラによって、これまで人が行っていた作業を自動化できれば省人化が可能です。IoTの進展が加速する現代にあっては、全く新しいライフスタイルや多様な働き方を生む配電インフラにも期待が高まっています。未来をもっと便利に豊かに、私たちの仕事で変えていきます。

    Topics- トピックス

    01EC市場の拡大に伴う
    物流倉庫の自動化

    ネットショッピングに代表されるEコマース市場の拡大に伴い、増加しているのが物流倉庫の自動化です。従来は手作業で行っていた商品搬送を全て自動化し、24時間無人で稼働する物流倉庫が実現しています。そこで重要になるのが、移動する機器へ給電し、自動運転を支える配電インフラです。複雑多様化する搬送ラインに給電する「ハイトロリール」が、高精度で高速な自動搬送システムを支え、第4次産業革命の発展に貢献します。


    02省施工部材で施工現場の
    人手不足を解決

    作業者の減少と高齢化は、配電インフラを施工する現場でも課題になっています。求められているのは、より少ない時間で効率良く工事できる省施工部材や、メンテナンスの必要性を極小にする長寿命商品です。ワンタッチで接続できるコネクタ、簡単に通線できる電線管、耐久性の高い商品などで人手不足の問題を解決し、需要を広げています。自然災害の頻度が増すなか、当社が開発する“気の利いた省施工・便利部材”は、災害復旧のスピードも支えます。

    このマーケットで
    高いシェア率を誇るのが
    パナソニックSPT

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