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静脈認証とは?指紋認証との違いについても解説

投稿日:2021/10/26 更新日:2021/10/26
静脈認証とは?指紋認証との違いについても解説
昨今、さまざまな場所で見られるようになった生体認証。個人情報や企業の機密情報を保護し、確実に本人認証を行えるシステムです。その生体認証の種類のひとつに、静脈認証があります。静脈認証とは、どのような認証方法なのでしょうか。また、指紋認証との違い、静脈認証の種類についても解説していきます。

生体認証・静脈認証とは

ここでは、生体認証とはどのような認証方法なのか、静脈認証とは何かを詳しく説明していきます。

生体認証とは

ものごとや人の認証には、パスワードを入力したり、個人名、住所、生年月日など複数の個人情報の照合、ICカードを使ったりする、などが一般的ですが、個人の身体的特徴を使って認証する方法もあります。それが「生体認証」です。

生体認証では、身体的特徴が個人によって異なるという特性を活用し、事前に登録しておいた生体情報データを、認証時に照合して本人かどうかを特定します。

生体認証には種類があり、身体のどの部分を使うかによって分けられています。指紋や静脈、顔、虹彩、音声、耳介、DNA、行動、筆跡など、種類は多岐にわたります。

生体認証が使われているシーンには、スマートフォンやパソコンのロック解除、オフィスなどの関係者以外立ち入り禁止区域の出入り口、金融機関のATMといった身近なところから、犯人を特定するための手段としても用いられています。

生体認証のメリットは、セキュリティレベルが高いことです。人の身体的特徴は、同じものはほとんどありません。そのため、パスワードを盗まれる、複製を作成される、なりすましといった被害などのリスクが低いのが特徴といえます。

また、パスワードやICカードは記憶したり、持ち歩く必要がありますが、生体認証であれば身体的な特徴を使って認証するため、利便性に優れているのも良い点です。

さらに、管理者側にもメリットが。生体認証ならば紛失や盗難リスクが低いため、再発行などの手続きが発生しにくく、管理者の負担が軽減されます。

静脈認証とは

静脈認証は、センサーに指や手のひらをかざし、赤外線などを照射することで、静脈の形状をパターン化して読み取り、あらかじめ登録していたデータと照合して認証を行う方法です。

静脈認証センサーには、センサー部分に手を触れない非接触方式がほとんどで、衛生的に認証を行えます。また、静脈のパターンは個人ごとの固有性が高く、指紋と違い、静脈は一生変わらない部分であることから、精度が高く、第三者に取得されたり、偽装されたりするリスクが少ないのが特徴です。ただし、センサーなどの機器が高額であるため、導入コストが高いのが難点といえます

指紋認証と静脈認証の違い

指紋認証と静脈認証の違い

生体認証と聞くと、「指紋認証」を思い浮かべる人が多いでしょう。そこで、指紋認証と静脈認証にはどのような違いがあるのか、見ていきましょう。

データ読み出し方式

指紋認証のデータ読み出し方式には、大きく分けて3つあります。

光の反射特性の違いをイメージセンサーで検出するのが「光学方式」です。光学方式は、画面内で指紋認証を行うタイプのスマートフォンに多く採用されています。

「静電容量方式」は、人に含まれる電子が接触により移動する性質を利用しています。小さな電極が何万個も並べられているセンサー部分に指紋が触れることで、指紋の凸部分に電気が反応する仕組みです。

「超音波方式」は、指紋に超音波を当て、帰ってくる超音波の角度、強さなどによって立体的に指紋を検出する方式です。この方式は、最先端の指紋認証技術が用いられています。

一方、静脈認証は近赤外線透過光方式です。この方式は、近赤外線を手の静脈などに透過させ、静脈パターン(血流パターン)を読み取って照合させます。

読取部接触性

読取り部分に接触するか、非接触かも指紋認証、静脈認証で異なります。

指紋認証では、指の指紋部分を読み取り部分に押し付ける、または、指を読み取り部分に接触させながらスライドさせます。よって、読取り部分に接触します。

静脈認証は、非接触です。センサーに指や手のひらをかざすことで、認証を行えます。ただし、指を固定する部分は一部接触します。

偽造困難性

偽造困難性はどちらが優れているのでしょうか。

指紋認証は読み取り部分に接触するため、その部分に指紋が残留します。そうすると、指紋を入手するのは容易で、現在ある技術で複製を作成することが可能です。偽造困難性は低いといえます。

一方、静脈認証は非接触性であり、体内にある静脈を利用するため、外部に残留することはありません。また、静脈のパターンは個人ごとの固有性が高く、入手することもできなければ、複製を作成するのも困難です。よって、偽造困難性は高いのが特徴といえます。

普及度

普及度を見てみましょう。

指紋認証は一般に普及しており、利用件数が多い生体認証です。指紋認証が使われているシーンには、スマートフォンやパソコンのロック解除、オフィスなどの関係者以外立ち入り禁止区域の出入り口、金融機関のATMなどがあります。

静脈認証は、セキュリティニーズが高い用途に採用されており、普及しています。静脈認証が使われているシーンには、銀行ATM、個人情報を扱う部署などの出入り口があります。

静脈認証の種類

静脈認証の種類には、指静脈認証と手のひら静脈認証があります。それぞれ、どのような認証方法なのか、特徴とともに解説していきます。

指静脈認証

指静脈認証は、指の第二関節部分をセンサーにかざし、近赤外線を当てて透過させ、指の静脈パターンを読み取り、事前に登録しておいた静脈パターンと照合するタイプの認証方法です。皮膚のしわや肌荒れなどが映りにくく、鮮明に静脈を読み取ることができます。また、読み取り機器が小さいのも特徴です。

手のひら静脈認証

手のひら静脈認証は、手のひらを広げた状態でセンサーにかざし、近赤外線光を照射します。これにより、静脈パターンが黒く写し出され、事前に登録しておいた静脈パターンと照合を行い、本人であることを特定します。手のひらを広げた状態で認証を行うため、子供やお年寄り、体の不自由な方などの利用がしやすのがメリットです。ただし、手のひらの置台などが必要となるため、読み取り機器や装置がやや大きいという特徴があります。

生体認証に関するお問い合わせはこちら

パナソニックEWネットワークスでは、さまざまな生体認証装置をシステムに組み入れることが可能です。入退室管理システムやオフィスのセキュリティなど、シーンやユーザーに合った生体認証システムをご提案します。生体認証に関するお問い合わせはこちらまで。

高度なセキュリティを実現する静脈認証を導入しませんか

静脈認証は、指紋認証にくらべて偽造や複製を作成することが困難で、高度なセキュリティを実現する生体認証です。また、非接触型であるため、衛生的でもあります。静脈認証の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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