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室内監視カメラの特徴や導入時のポイントを解説

更新日:2026/02/20
室内監視カメラの特徴や導入時のポイントを解説
室内監視カメラは、防犯対策にとどまらず、業務の可視化や職場の安全確保など、様々な目的で活用されています。一方で、設置環境や運用目的に適さない機種を選んでしまったために、管理負担が増大したり、期待した効果を十分に得られなかったりするケースもあります。本記事では、室内監視カメラの導入を検討する際に押さえておきたいポイントとして、カメラの形状の違い、夜間撮影に必要な機能、画角や遠隔監視の重要性などについて解説します。
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室内監視カメラの形状

室内監視カメラの形状

室内監視カメラは、設置場所や目的に応じて最適な形状を選ぶことが重要です。代表的な形状である「ドーム型カメラ」と「箱型カメラ」についてご説明します。

ドーム型カメラ

ドーム型カメラは、半球状の室内監視カメラで、主に天井に設置されます。内装に溶け込みやすく、威圧感を与えにくいのがドーム型カメラの特徴で、オフィスや店舗、学校や公共施設など幅広い現場で導入されています。

メリット

・威圧感を与えにくい

丸みのあるコンパクトな形状なので威圧感が少なく、「監視されている」という心理的圧迫を抑えられます。来店客の多い店舗や商業施設、オフィスなどに向いています。

・撮影方向が分かりにくい

外観からレンズの向きが分かりにくく、不審者に死角を認識させにくい構造です。防犯効果を保ちつつ、過度な威嚇を避けたい環境に適しています。

・広範囲をカバーできる

天井に設置することで、室内全体を効率良く監視できます。通路や共有スペースなど、広い範囲を少ない台数でカバーしたい場合に最適です。

・空間に溶け込みやすい

丸みを帯びたシンプルな外観なので、内装と自然に調和します。商業施設やオフィスなど、景観が重視される場所にも違和感なく設置できます。

箱型カメラ

箱型カメラは、直方体に近い箱状の室内監視カメラです。視覚的に撮影方向が分かりやすく、「監視していること」を明確に示せるため、高い犯罪抑止効果が期待できます。特に、不審行為の抑制を重視したいエリアに適しています。

メリット

・犯罪抑止効果が高い

箱型カメラは形状が目立ちやすく、設置されていることを誰でも認識できます。そのため、優れた犯罪抑止効果が期待できます。

・最適な画角で撮影できる

箱型カメラはレンズ交換が可能です。そのため、広範囲を監視したい場合から、特定箇所を詳細に監視したい場合まで、用途に応じて最適な画角で撮影できます。

・信頼性の高い証拠映像を残せる

「高解像度」「逆光補正」「低照度対応」などの機能を備えた機種が多いため、信頼性に優れた証拠映像を残せます。工場や倉庫、官公庁など、厳格な監視が求められる環境に向いています。

室内監視カメラで夜間撮影をする場合

室内監視カメラで夜間撮影をおこなう場合は、暗所でも映像を記録できる機能が不可欠です。たとえば、赤外線照射機能を備えた室内監視カメラなら、照明のない環境でも人の動きなどを白黒映像で撮影できます。また、低照度性能に優れたセンサーや、昼夜を自動で切り替えるデイナイト機能を搭載した機種を選ぶことで、24時間安定した監視体制を構築できます。

室内監視カメラは「画角」が重要

室内監視カメラは「画角」が重要

室内監視カメラを導入する際、重要なポイントになるのが「画角」です。画角が適切でないと死角が生まれ、監視したい範囲が十分にカバーできず、その結果、必要以上にカメラの台数が増えてしまう可能性があります。特に室内は撮影距離が限られるため、出入口全体を確認したいのか、レジ周辺など特定のポイントを詳細に確認したいのかを明確にしたうえで、最適な画角のカメラを選ぶ必要があります。

カメラを設置した後で画角の調整が必要になりそうなときは、「バリフォーカルレンズ」を搭載した機種がおすすめです。

バリフォーカルレンズのメリット

バリフォーカルレンズとは、レンズを交換することなく焦点距離を調整でき、画角を柔軟に変更できるレンズのことです。

・画角を細かく調整できる

広い空間全体の監視から、出入口やレジ周辺など特定エリアの重点監視まで、1台のカメラで幅広く対応できます。

・設置後でも画角を調整できる

実際の映像を確認しながら最適な画角に設定できるため、設置後のズレや想定との違いにも柔軟に対応できます。

・カメラの台数・コストの削減につながる

必要な範囲を効率良くカバーできるため、無駄なカメラ増設を防ぎ、システム全体のコストを最適化できます。

室内監視カメラは「遠隔監視機能」がおすすめ

室内監視カメラを効果的に運用するためには、遠隔監視機能の有無が重要なポイントになります。遠隔監視に対応した室内監視カメラなら、インターネット経由でPCやスマートフォンからいつでも映像を確認できます。複数拠点の映像を一元管理できるほか、夜間や休日の状況確認も容易になり、セキュリティ強化と管理業務の効率化を同時に実現できます。

室内監視カメラを選ぶ際のポイント

室内監視カメラを選ぶときに意識したいのが、「設置目的と撮影範囲を明確にすること」と「運用を考慮して機能を選ぶこと」です。

設置目的と撮影範囲を明確にする

室内監視カメラを選ぶ際は、設置目的と撮影範囲を明確にすることが重要です。「不審者の侵入を防ぎたい」「トラブル発生時に証拠力の高い映像を残したい」「業務管理や安全確認に活用したい」など、目的によって必要な性能・機能は異なります。同様に、「出入口全体を広く撮影したい」「レジ周りなど特定のポイントを重点的に撮影したい」など、撮影範囲によっても最適な機種は変わってきます。設置目的と撮影範囲を明確にすることが、最適な室内監視カメラ選びの第一歩になります。

運用を考慮して機能を選ぶ

室内監視カメラを選定するときは、設置後の運用を見据えて機能を選ぶことが重要です。たとえば、夜間や無人時間帯の監視が必要な場合は赤外線撮影機能、離れた場所から状況を確認したい場合は遠隔監視機能が欠かせません。また、バリフォーカルレンズを搭載した室内監視カメラなら、設置後のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。実際の運用シーンを想定し、必要十分な機能を備えた機種を選ぶことが、安定した監視体制の構築につながります。

屋外用カメラを室内用として使用できる?

屋外用カメラを室内で使用しても、基本的に問題はありません。屋外用カメラは耐久性など機能面で優れた機種が多いため、室内環境においても性能が不足することはないでしょう。

一方で、屋外用カメラはサイズが大きく、威圧感のあるデザインが多いため、設置場所によっては利用者や従業員に心理的な圧迫感を与えてしまう可能性があります。また、室内では不要な防水・防塵性能が搭載されているぶん、コストが割高になる点にも注意が必要です。

ネットワーク構築や空間インフラの施工はパナソニックEWネットワークスへ

ネットワーク構築や空間インフラの施工なら、パナソニックEWネットワークスにお任せください。長年にわたって培ってきたネットワーク技術と現場対応力を強みに、設計・構築から施工、運用・保守までをワンストップでご提供しています。オフィスや工場、商業施設など多様な現場に対応し、室内監視カメラも含めた最適な空間インフラをご提案。信頼性と拡張性を重視したネットワーク構築で、長期的に安心・安全な環境づくりをサポートします。

まとめ

室内監視カメラを効果的に運用するためには、カメラの形状や画角、機能などを総合的に捉えて、比較・検討することが重要です。防犯対策の強化を重視するのか、業務管理や安全確認に活用するのかといった目的を明確にするとともに、監視したい範囲やポイントを整理することで、本当に必要な性能・機能が見えてきます。運用負担や業務効率も考慮したうえで最適な室内監視カメラを選定し、信頼性の高い空間づくりを実現しましょう。