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GigEカメラとは？特徴や活用方法をシーンを紹介
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GigEカメラとは？特長について解説
GigEカメラ（ギガビット・イーサネットカメラ）とは、通信速度1Gbps（1000Mbps）のイーサネット、つまりギガビット・イーサネットを使って、データを送信する産業用カメラのことです。人に代わって目視検査を行うシステムにも使われるためマシンビジョンとも呼ばれます。イーサネットには、イーサネットケーブルを使ったデータの送受信に加えて、電源供給（給電）を行う「PoE（Power over Ethernet）」という規格があります。GigEカメラはこのPoE規格を採用しているため、給電もイーサネットケーブル1本で行うことができ、設置場所に電源を用意する必要がないという大きなメリットがあります。GigEカメラは、このPoEを含めて「GigE Vision」という標準規格が、アメリカの業界団体「Automated Imaging Association（AIA）」によって定まられており、GigE Visionに準拠している製品、アプリケーションなら、メーカーを超えて相互接続でき、ユーザーはさまざまな選択肢から利用状況に最適なものを選ぶことができます。
GigEカメラの活用シーンを紹介
ここでは、GigEカメラが活用されているシーンについてご紹介します。
マシンビジョン
GigEカメラは、製造工程や検査工程、物流工程におけるマシンビジョン、つまり人に代わる目視検査の工程で活用されています。ギガビット・イーサネットを利用しているため、リアルタイム・非圧縮の画像を送信することができ、高精細な映像をコード認識、表面検査、位置認識などのマシンビジョンに活用することができます。カメラの設置場所に電源は不要なため、製造工程、検査工程、物流工程のレイアウトや各種条件に合わせて、柔軟にGigEカメラを設置することができます。
AI・ディープラーニング
AI、特にディープラーニング（深層学習）の分野では、コンピュータが大量の画像データを読み込み、コンピュータ自らデータの特長を探し出し、学習を行っていきます。GigEはギガビット・イーサネットを使ってシステムに組み込むことができるため、AI・ディープラーニングの分野でも活用されています。
FA（ファクトリーオートメーション）
マシンビジョンをさらに進めたFA（ファクトリーオートメーション）において、GigEカメラは各種ロボットの「目」として活躍しています。高精細な映像で、部品や製造途中の製品の位置を正確に把握、FAシステムに重要な情報を送信し、FAシステムの円滑な稼働を支えています。
監視・セキュリティ
より身近なところでは監視カメラ・セキュリティカメラとしても活用されています。イーサネットケーブルを引くことができれば、GigEカメラは設置可能なため、駐車場の出入口でのナンバー読み取りといった用途にも使用されています。
GigEカメラに最適化されたPoEスイッチングハブ
GA-MLV8TPoE＋
(ZLP260893V)
XG-MLV8TPoE＋
(ZLP83089V)
製品の特徴
1. GigEカメラに特化することで初期設定不要で運用開始が可能
GigEカメラに特化することで、特別な初期設定なしに使用可能、設置時間を短縮できます。
2. 10,000Vまでの強力な雷サージ耐性により、万一の落雷時でもシステム停止を低減
誘導雷などノイズ発生にも製造工場等でのシステム停止のリスクを低減します。
産業用画像処理では、従来USB3.0の接続により1台のPCに付き1台のGigEカメラを近距離で運用するという方法が一般的でしたが、製品検査や物流工程などで複数台のGigEカメラを長距離で接続することや、大容量の画像を同時に送る機能などの要望が増えてきています。また、今までGigEカメラに特化したPoE+スイッチングハブがなかったことから、接続時に特別な設定を行う必要がありました。
パナソニックEWネットワークスの発売したPoE+スイッチングハブ「GA-MLV8TPoE＋」と「XG-MLV8TPoE＋」は、GigEカメラに特化することで特別な初期設定なしで使用を開始でき、設定時間を大幅に短縮することができます。さらに、1ポートあたり1Gbpsでジャンボフレームにも対応しているため、高解像度の動画データでも高速で安定した通信が可能です。また、10,000 Vまでの強力な雷サージ耐性を持ち、落雷による製造現場での稼働停止を最大限防止します。
スイッチングハブ一台につき、GigEカメラを最大8台まで接続可能。さらに上位機種版の XG-MLV8TPoE+はアップリンク10Gに対応しており10GbEの高速ネットワークが構築可能です。
また、 XG-MLV8TPoE+に搭載されている”高精度な時刻同期を実現する時刻同期規格”「PTP(Precision Time Protocol)」機能に関してはこちらのページから詳細をご覧いただけます。
