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クラウドカメラのメリット・デメリットを紹介!選ぶポイントや料金相場は?

更新日:2022/08/26
クラウドカメラのメリット・デメリットを紹介!選ぶポイントや料金相場は?
クラウドカメラとは、撮影映像をネットワーク経由でクラウドに保存できるカメラのこと。クラウド監視カメラのメリットとデメリットは、どのようなことがあるでしょうか。クラウドカメラを導入する際の注意点と選び方のポイントについても、あわせて解説します。
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クラウドカメラとは?

クラウドカメラとは、インターネットに接続されており、カメラで撮影した映像をクラウド上に保存するカメラのこと。従来の防犯カメラ・監視カメラとはどのような違いがあり、クラウドカメラはどんなシーンで利用されるのか、ご紹介しましょう。

防犯カメラ、監視カメラとの主な違い

従来の防犯カメラや監視カメラは、HDD(ハードディスク)など撮影した映像を保存する機器がカメラとセットになっています。しかしクラウドカメラは、インターネットに接続できるネットワークカメラが使われており、映像を保存する機器は不要です。

クラウドカメラの利用シーン

クラウドカメラが使われるシーンとして、オフィスや事務所などで防犯や情報漏洩リスク防止のために設置される例があります。そのほか、飲食店や小売店の設置、工場や倉庫、各種施設など幅広い場所での設置が考えられます。またクラウドカメラなら、これらを遠隔地から監視、モニタリングすることも可能です。

クラウドカメラの種類

クラウドカメラは、映像と音声の両方を記録できるものと、映像だけを録画するものなどの種類があります。目的と設置場所に合わせて、最適な種類を選ぶといいでしょう。

クラウド監視カメラのメリット

従来の監視カメラではなく、クラウド監視カメラを利用すると、どのようなメリットがあるでしょうか?

遠隔地から映像を確認できる

クラウドカメラはインターネット経由で、録画した映像がクラウドに保存されます。そのため、カメラを設置した場所から離れた場所でも、撮影した映像を見ることができます。実際に現地に行くことができない場合であっても、遠隔地から映像を確認できるのです。

PC、スマートフォン、タブレットで映像を確認できる

クラウドカメラで撮影された映像は、PCのほか、インターネットに接続されていればスマートフォンやタブレットなどのデバイスからも確認できます。そのため外出先や移動中でもカメラの映像を確認できるメリットがあります。

データ消失のリスクが軽減される

従来の監視カメラは、HDDなどの機器に撮影されたデータが保存されます。しかしその機器が故障したり盗まれたりした場合は、録画したデータを失うことになります。その点、クラウドカメラの場合は、クラウド上に撮影データが保存されるため、データが消失するリスクを軽減できるのです。

コストを抑えられる

従来の監視カメラはHDDなどの録画機器を用意する必要があり、そのメンテナンスも必要で、コストがかかります。しかしクラウドカメラでは、インターネット環境が整えられていれば、そのような録画機器は不要。その分だけ導入コストやメンテナンスの費用を抑えることができます。

クラウド監視カメラのデメリット

一方、クラウド監視カメラのデメリットには、次のようなことが考えられます。

インターネットの影響を受ける

クラウドカメラはインターネット回線を利用して、撮影した映像をクラウドに保存します。そのためインターネット回線が不安定になったり不具合が生じたりした場合は、録画の中断や映像が確認できなくなることが考えられます。クラウドカメラの中には、インターネットが接続されなくなったときには、自動的にSDカードに保存されるような機能がついているものもあります。

ランニングコストがかかる

クラウドカメラは、従来の監視カメラに比べて導入のコストは抑えられますが、クラウドサーバを使うためにその利用料金がかかります。クラウドサーバの利用料は月数千円ほどではありますが、カメラの台数が多く、利用期間が長くなると、コストはそれなりにかさむことを理解しておく必要があります。

情報漏洩のリスクがある

インターネットを介して録画データを保存するクラウドカメラは、情報漏洩のリスクがあります。しかし暗号化されたデータで通信を行い、情報漏洩のリスクが低いクラウドカメラもあります。

クラウドカメラを選ぶ際のポイントとは?

クラウドカメラを選ぶ際のポイントとは?

クラウドカメラは価格帯も機能もさまざまなものが揃っています。どのようなポイントで選んでいけばいいでしょうか?

撮影範囲

店舗のレジ周辺など、特定のエリアだけを撮影する目的なら、その方向を向いたカメラを選べば十分です。しかし店舗全体やオフィス全体など広範囲のエリアを撮影する必要があるなら、360度カメラなど撮影範囲の広いカメラを選ぶ必要があります。複数のカメラを設置するより、360度カメラ1台を設置する方が、カメラ購入費用を抑えることができます。

LANケーブルで給電できるか

カメラを設置する場合、外部電源を用意する必要があります。しかし電源ケーブルの設置には工事が必要となり面倒です。そんなときに便利なのが、LANケーブルで給電できるPoE対応クラウドカメラです。カメラの設置場所を決め、そこに電源があるのか、LANケーブルで給電できるPoE対応タイプのカメラか確認するといいでしょう。

画像解析機能

クラウドカメラには、撮影した映像から来客数を数えたり属性を判別したり、マーケティングに活用できるような画像解析機能がついているものがあります。不正防止といった目的に加えて、店舗改善を目指しそのような機能を活用することを考えてもいいでしょう。

サポート体制

クラウドカメラを使っている間、「カメラが故障した」「クラウド上のデータを確認できない」といったトラブルが起きることが考えられます。そのようなトラブル時にサポートしてもらえる体制があると、安心して利用できるでしょう。

クラウドカメラ導入の料金相場は?

クラウドカメラ導入のコストは、設置場所、インターネット接続環境などの設置条件で大きく変わってきます。たとえば、実際にクラウドカメラを使った監視システムを提供している事業者は、見積り例として、カメラ10台とPoE給電スイッチングハブを使ったプランで、初期費用30〜40万円、月額費用2〜3万円を提示しています。ただし、あくまでもカメラのコストと標準的な設置コストのみなので、実際には別途工事費用が必要になるケースがあります。

クラウドカメラを導入する際の注意点

クラウドカメラを実際に導入する場合は、以下のようなことに注意しましょう。

セキュリティ対策を行う

監視カメラにはさまざまな人が写り、個人を特定できる場合が多くあり、個人情報を取り扱うことになります。そのため録画データは暗号化して通信されるなど、セキュリティ対策を行うことが必要となります。

従業員の理解を得てから設置する

防犯カメラを設置する際は、プライバシーに配慮することも大切です。従業員や関係者に何も説明がないまま、オフィス、工場、店舗などにカメラを設置すると、従業員の間で不満が生まれることが懸念されます。不正行為防止といった目的に加えて、トラブルが生じた際に従業員を守ることにつながると説明し、従業員から理解を得てから設置するといいでしょう。

導入事例

全国にネイルサロンをFC展開されているT社様は、加盟店の運営をサポートするためにクラウドカメラを導入。各店舗でネイリストがサービスを提供する様子、お客様の待合いスペースなどをクラウドカメラで撮影し、本部ではサポートスタッフが複数の店舗のカメラ映像を常時確認し、トラブルなどが発生した場合に映像を確認しつつ、対応できる体制を整えています。クラウドカメラは、店舗側に録画装置が不要。一方、店舗側では複数の店舗の映像を同時に確認することができ、店舗サポートの効率化・迅速化を実現しています。

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クラウドカメラは、遠隔地から映像を確認することができて、コストも抑えられるなど多くのメリットを得られます。それらの効果を最大限にするためにも、それぞれの目的にあったクラウドカメラの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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