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ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラとは?導入するメリット・デメリットを紹介

更新日:2026/02/20
ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラとは?導入するメリット・デメリットを紹介
監視カメラにはさまざまなタイプがありますが、なかでも人気があるのがWi-Fiタイプです。そこでこの記事では、監視カメラのWi-Fiタイプとはどんなものなのか、メリット・デメリット、設置手順を解説していきます。
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ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラとは?

インターネットやローカルネットワークに接続する防犯カメラは、一般的に「ネットワークカメラ」や「IPカメラ」と呼ばれます。そのなかでも、LANケーブルを使わずにWi-Fiでネットワークに接続するのが、ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラです。ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラはIPアドレスが個別に割り当てられるため、ネットワーク経由で映像データの送信が可能。スマートフォンやタブレット、パソコンからリアルタイムで映像を確認できるのが大きなメリットです。

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラによくある誤解

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラに関してよくある誤解が、「配線が一切不要」「Wi-Fiタイプでないと遠隔監視できない」といったものです。この2つの誤解について解説します。

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラは配線が一切不要である

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラは、「無線=完全に配線が不要」と誤解されがちですが、実際にはすべての配線が不要になるわけではありません。たしかに、映像データの通信にはWi-Fiを利用するため、カメラとレコーダー、ルータ間を接続するLANケーブルは不要です。しかし、防犯カメラを安定稼働させるためには電源が不可欠であり、電源ケーブルの配線は必要になります。つまり、「通信は無線化できるが、電源まで完全に無線化されるわけではない」ということです。

電源の配線も不要にしたい場合は、バッテリー式、乾電池式、ソーラー式などの防犯カメラを選択する必要があります。ただし、こうした防犯カメラは定期的な充電や電池交換が発生し、稼働時間や設置環境にも制約があります。24時間365日の安定監視が求められる現場では慎重な検討が必要です。

Wi-Fiタイプでないと遠隔監視できない

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラでなければ、映像を遠隔監視できないと思われがちですが、これは正確ではありません。遠隔監視ができるかどうかは、防犯カメラが無線か有線かではなく、映像を管理するレコーダーや監視システムがインターネットに接続されているかどうかで決まります。

たとえば、有線接続の防犯カメラであっても、レコーダーをインターネット回線に接続し、専用アプリやWebシステムを利用すれば、外出先からスマートフォンでリアルタイム映像や録画映像を確認できます。Wi-Fiはあくまでも通信手段の一つであり、遠隔監視するための必須条件ではありません。オフィスや店舗、工場や倉庫など、常時安定した映像記録が求められる現場では、通信トラブルのリスクが少ない有線構成を採用しつつ、遠隔監視はレコーダー側でおこなうケースも多く見られます。

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラのメリット・デメリット

Wi-Fiタイプの監視カメラのメリット・デメリットをご紹介しましょう。

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラのメリット

Wi-Fiタイプの監視カメラの最大のメリットは、LANケーブルの配線が不要なことです。通信回線にはWi-Fiを利用するので、ケーブルなしで使えます。ケーブルの配線を気にする必要がないので好きな場所にカメラを設置でき、ケーブルでごちゃつくこともありません。

また、簡単に移動させることができるのも良い点です。Wi-Fiが届く範囲の場所であればどこにでも設置できるため、気軽に場所を変更できます。

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラのデメリット

Wi-Fiタイプの監視カメラには、デメリットもあります。それは、Wi-Fiを利用するため、環境によっては通信が不安定になり、録画が途切れてしまう可能性があることです。そもそもWi-Fiは、テレビや電子レンジといった家電、Bluetooth機器が近くにあると、電波干渉が発生しやすくなります。また、カメラとルータの間に障害物があると、電波の送受信が妨害され、通信が不安定になることもあるので注意が必要です。

また、Wi-Fiを利用するからといって、電源が不要なわけではありません。電源供給のための配線は必要となります。

ポケットWi-Fiを利用してWi-Fiタイプの監視カメラを使いたいと考えている人は注意が必要です。ポケットWi-Fiは利用できる通信量が決まっているのが一般的で、数日で規定の通信量を超えてしまうため、適していません。通信量を気にせずに使うなら、光回線がおすすめです。

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラの選び方

Wi-Fiタイプの監視カメラの選び方を見ていきましょう。

画質と撮影範囲で選ぶ

Wi-Fiタイプの監視カメラ選びの一番のポイントはまずは画質、および画角やパン・チルト機能など、カメラの性能と撮影に関する機能です。

画質は1280×720、いわゆるハイビジョン(HD)以上の画質が目安となります。最近では4K相当の画質を持つ監視カメラも登場していますが、画質が高くなると、データ量が大きくなり、Wi-Fiで送信する際に遅延したり、保存容量が大きくなるなど、扱いにくさが生じます。

画角は、広角レンズなら広い範囲を撮影できます。さらにパン(水平方向への首振り)・チルト(上下方向への首振り)機能を備えていれば、1台でより広い範囲をカバーできます。もちろんパン・チルト機能はパソコンやスマートフォンで操作できることが前提となります。

取り付けやすさで選ぶ

ワイヤレス・Wi-Fiタイプの監視カメラは、配線が不要なので自分で設置することもできます。設置位置に不具合を感じた場合、自分でやりなおすことができるのも利点のひとつです。

設置場所で選ぶ

設置場所、つまり屋内に設置するか、屋外に設置するかも監視カメラ選びの大きなポイントになります。屋外に設置する場合には、防塵・防水性能が重要になります。防犯カメラに記載されている「IP●●(←●は数字)」という英数字は、防犯カメラなどの電気機器内への異物侵入の保護等級のひとつです。IPの後の数字は、順に「防塵」と「防滴」の性能を示すもので、防塵の最高数値は6、防滴は8となります。防犯カメラを選ぶ際に参考にしてみてください。

また、雨風に加えて、日差しや気温などの条件が厳しい場合には、高い信頼性を備えた監視カメラが必要になります。

デザインで選ぶ

この場合のデザインとは設置場所とのマッチングではなく、防犯性を意識したデザインを必要とするか否かです。

監視カメラのデザインは大きく「ボックス型」「ドーム型」の2つに分かれます。ボックス型の監視カメラは、設置していることがわかりやすく、犯罪を抑止する効果が期待できます。一方、ドーム型の監視カメラは目立たず、設置場所の雰囲気を邪魔しません。監視カメラを設置していること自体に、犯罪の抑止効果を求めるかどうかが監視カメラ選びのポイントになります。

画像に関する機能で選ぶ

逆光などで人物の顔などがわかりにくい時に、明るさを補正する機能があるとより安心できます。さらに顔検出機能を組み合わせて、撮影条件が悪い時でも、人物の顔をより鮮明に映し出す製品もあります。

また暗い夜間の撮影に対応し、暗い場所でもカラー映像をきれいに撮影できるようにしたり、あるいは暗い時には白黒画像に切り替えて、鮮明な画像を撮影できるようにする機能を備えた監視カメラもあります。

スマートフォン対応で選ぶ

Wi-Fiタイプの監視カメラは、インターネットを介してデータを送信しているため、スマートフォンやタブレットを使って映像を確認することができます。スマートフォンでの映像確認に対応した製品であれば、外出先や自宅など、インターネットにアクセスできる環境があれば、いつでも、どこでも映像を確認することができます。また画角の切り替え、パン・チルト機能、ズーム機能がスマートフォンでコントロールできる監視カメラもあります。

セキュリティで選ぶ

Wi-Fiタイプの監視カメラはインターネットを介してデータを送信するためセキュリティが重要になります。映像データを暗号化して送信する機能や、カメラにアクセスできるユーザを制限する機能など、高いセキュリティを確保できることはWi-Fiタイプの監視カメラ選びの必須条件といえます。

プラスαの機能で選ぶ

また、屋外に設置する監視カメラには、赤外線暗視機能が搭載されたものを選ぶことをおすすめします。人の目では感知することができないものを赤外線暗視カメラは感知し、映像出力を可能にします。映像はモノクロになり画質の低下は免れませんが、暗闇の環境でもモニタリングができるため、屋外用の監視カメラに最適です。

【屋外】ワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラの注意点

屋外にWi-Fi対応監視カメラを設置する場合、注意したいポイントがあります。

配線が必要となる

Wi-Fi対応監視カメラは、Wi-Fiを利用するため、LANケーブルが必要ないのが魅力ですが、電源供給のための配線は必要となります。コンセントがない場合には、壁に穴を開けて配線するなどの工事をしなければならないこともあるので注意してください。

電波が不安定

屋外でWi-Fiを利用する場合カメラとルータの間に障害物があると、電波が不安定になってしまいます。そうなると録画できないことがあり、せっかくの監視カメラの意味がなくなってしまいます。

電波を妨害される恐れがある

「ジャミング装置」という電波妨害装置が一般的に販売されており、これを使って電波を妨害する第三者もいます。電波を妨害されるとカメラの録画が止まってしまうので、いざというときに録画できない可能性もあることを知っておきましょう。

故障の原因が特定できず修理ができない

屋外にワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラを設置する場合、トラブル発生時に原因を特定しにくい点には注意が必要です。映像が映らない、録画されないといった不具合が起きた際、原因がカメラ本体なのか、Wi-Fi電波の不安定さなのか、ルータやネットワーク機器の不具合、回線障害、あるいは電源トラブルなのかを特定するのが難しいケースも少なくありません。

加えて屋外では、雨風や湿気、直射日光などの影響を受けやすく、これらが通信や機器動作に複合的に影響を及ぼすこともあります。その結果、故障の原因を特定できず、修理や復旧対応を進められない事態も懸念されます。

カメラが盗まれる可能性がある

屋外にワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラを設置する場合、カメラ本体の盗難リスクも考慮する必要があります。配線が少なく取り外しやすいため、夜間や人目の少ない場所では持ち去られてしまうケースも想定されます。また、SDカードに映像を保存するタイプの防犯カメラを盗まれてしまうと録画データも同時に失われるため、注意が必要です。

法人向けのワイヤレス・Wi-Fiタイプの防犯カメラ

おすすめ商品①屋内Boxタイプ BB-SP104W

  • 1,280 × 720(16:9)、800 × 600(4:3)の映像を30fpsでモニタリング。レコーダへの録画映像とライブ映像をそれぞれ別のフレームレートで配信できるなど、効率的な監視を実現します。
  • JPEG方式に加え、圧縮率の高いH.264方式にも対応。
  • Android、iOS対応のスマートフォンやタブレットなどでのモニタリングも可能。
  • 4台、9台、16台(最大)までのカメラの画像を1つの画面(マルチスクリーン)で確認可能。
  • その他、明るさに応じた白黒画像への自動切り換え、表示したくないプライバシーゾーンの設定など、ほかにもさまざまな機能を備えています。

おすすめ商品②屋外Boxタイプ BB-SW174WA

  • 1,280 × 720(16:9)、1,280 × 960(4:3)の映像を30fpsでモニタリング。レコーダへの録画映像とライブ映像をそれぞれ別のフレームレートで配信できるなど、効率的な監視を実現します。
  • JPEG方式に加え、圧縮率の高いH.264方式にも対応。
  • Android、iOS対応のスマートフォンやタブレットなどでのモニタリングも可能。
  • 広角レンズ(水平 85°)とパン・チルト機構により、広い範囲をモニタリング可能。
  • ワイドダイナミックレンジ+顔検出で、顔部分を明るく見やすく補正。
  • その他、音声双方向機能、マルチカメラ対応、簡易白黒切換機能、プライバシーゾーンなど、ほかにもさまざまな機能を備えています。

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Wi-Fiタイプの監視カメラを活用しよう

Wi-Fiタイプの監視カメラは、LANケーブルの配線が不要でどこでも設置できるのが魅力です。この記事で紹介したメリット・デメリットを理解し、Wi-Fiタイプの監視カメラを活用してみてはいかがでしょうか。

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