「サーリネンとフィンランドの美しい建築」
2,500円(税込)
会期 :2021年7月3日(土)~9月20日(月・祝)
発行年:2021年
発行 :株式会社キュレーターズ
B5変型判 縦230mm 横182mm 厚さ16mm 192ページ
ISBN 978-4-901745-31-4
一般書店やインターネットからもご購入いただけますが、販売価格が異なります。2,500円+税

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美しい森と湖で知られる北欧の国フィンランド。日本でもファンの多いフィンランドのモダニズムの原点を築いたのがエリエル・サーリネン(1873-1950)です。サーリネンはヘルシンキ工科大学在学中に出会ったゲセリウスとリンドグレンと共同で設計事務所を設立し、1900年パリ万国博覧会フィンランド館の建築が好評を博して、みごとなデビューを果たします。初期の作風は、ナショナル・ロマンティシズムと称される、アール・ヌーヴォーの影響をうかがわせながらも民族の独自の文化的ルーツを表現した建築で、当時、独立を求めていたフィンランドの人々を鼓舞させるものでした。
3人はやがて、静かな自然のなかで暮らしながら協働し、芸術家たちと交流できる理想の生活の場として、ヴィトレスクをつくります。住宅、商業建築、公共建築、駅や都市のデザインと、次第に幅を広げていくサーリネンの設計活動は、20世紀前半の近代化と手を携えていました。その作風は、多様な文化を受け容れつつ民族のルーツを希求した初期のスタイルから、独自の形態を通じて新しいフィンランドらしさを提示しようというモダニズムへと展開します。
本展は、1923年の渡米までのフィンランド時代にスポットをあて、図面や写真、家具や生活のデザインといった作品資料の展示を通して紹介します。つねに革新を求めつつ、自然や風土に根ざし、光と陰影をとりこんで豊かな表情を見せるサーリネンのデザインは、生活のあり方を一歩立ち止まって考え直す時を迎えている今の私たちの心に深く語りかけるでしょう。
配信日:
7月22日(木)お昼12時30分~ 約30分間、YouTubeプレミア公開後、午後1時30分までご視聴いただけます。
7月25日(日)午後3時~ 約30分間、YouTubeプレミア公開後、午後4時までご視聴いただけます。
7月27日(火)午後7時~ 約30分間、YouTubeプレミア公開後、午後8時までご視聴いただけます。
動画公開日時:2021年7月4日(日) 午前10時 ~7月6日(火)午後6時まで
1900年パリ万博フィンランド館は、人と人との交流と多大な努力によって成功をおさめました。それは建築、工芸、デザイン、美術、音楽が一体化し、真のフィンランドらしさを表現する総合芸術作品となりました。偉大な成功を導いた芸術家たちの情熱的な連携のプロセス、そしてフィンランド館の建築と諸芸術に込められた意味を探ります。
エリエル・サーリネンと、ニューヨークのJFK国際空港TWAフライトセンターで知られる息子エーロ・サーリネンは建築家の親子。二人の誕生日は共に8月20日です。お誕生日メッセージをSNSで投稿しよう!
エリエルの椅子の写真撮影コーナーに加え、8月16日(月)~8月20日(金)まで期間限定でエーロのデザインによる椅子の展示コーナーも写真撮影可能エリアといたします。会場で写真撮影をお楽しみください。また、下記より写真をダウンロードしてSNSに投稿いただけます。
オンネア!(フィンランド語でおめでとうの意) #8月20日 #サーリネン誕生日 #サーリネン親子おめでとう
2,500円(税込)
会期 :2021年7月3日(土)~9月20日(月・祝)
発行年:2021年
発行 :株式会社キュレーターズ
B5変型判 縦230mm 横182mm 厚さ16mm 192ページ
ISBN 978-4-901745-31-4
一般書店やインターネットからもご購入いただけますが、販売価格が異なります。2,500円+税