アメリカ:Month of Service(奉仕月間)2025の 取り組み

パナソニック ノースアメリカ株式会社(PNA)は、1991年の創業以来「社会への貢献」を企業理念の中心に据え、30年以上にわたり従業員がボランティア活動に参加できる制度を設けています。現在、北米地域の多くのグループ会社では、年間35時間の有給ボランティア休暇が付与されており、毎年9月の「Month of Service(奉仕月間)」には、多様なボランティアの機会が従業員に提供されています。今回は、今年のMonth of Service(9月)に実施された活動の中からいくつかを紹介します。
Month of Service2025の取り組み
パナソニック エナジー北米では、 PNAと連携し、Month of Service 2025の取り組みとして、非営利団体17団体と連携をして、カンザス州やネバタ州でのべ21件のボランティア機会を従業員に提供しました。
9月13日には、今年7月に開所したカンザス工場で働く従業員ボランティアが、地元で行われた河川敷の清掃活動に参加しました。
また、26日には、カンザス州のジョンソン郡公園・レクリエーション管理局が主催する在来植物の種を採取する活動に、自然保護の専門家や地域のボランティアと共に参加しました。
採取された種子は、地域の環境保全や自然修復に活用される予定で、商業的種子への依存を減らし、地域が主体となって環境保全を持続できるしくみづくりに役立てられます。また、地域の生態系に適した在来種を保全することで、外来種や気候変動へのレジリエンス(回復力)を高めることにもつながっています。

この他にも、生活困窮者に食料を支援する地元のフードパントリーでの活動や、困難な環境にある青少年を支援する非営利団体「Boys and Girls Clubs」へ提供する200個のSTEM教育キットの制作や、ロボティクスの組み立てなどの活動が行われました。

また、PNA本社があるニュージャージ-州でも様々な活動が実施されました。例えば、非営利団体「Habitat for Humanity Greater Newark」と協力し、地域の困窮家庭のために住宅の改修支援を行いました。従業員ボランティアたちはチームとなり、キャビネットの組み立てや壁の塗装などの作業に取り組みました。

参加者たちは、取り組みを通じて、地域へ貢献できる喜びを実感し、作業が終わる頃には、家の修繕をやり遂げた達成感と誇りで胸がいっぱいとなり、さらに仲間との絆も深まっていました。
これらの活動に参加した従業員からは「小さなアクションが大きな変化につながる」、「忙しい日々の中でも、誰かのために時間を使うことで自分自身も成長できる」 また、「地域や人々とのつながりを深く感じられる」などのコメントが寄せられています。「Month of Service」は、単なるイベントではなく、従業員一人ひとりの思いと行動が企業文化を形作り、社会にポジティブな波及効果を生み出す原動力となっています。今後もパナソニック ノースアメリカは、従業員の社会貢献活動を積極的に支援し、より良い未来づくりに取り組んでいきます。