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電池産業の未来を担う人材を育成する「パナソニック エナジーMIRAI奨学金」第2期が始動

mirai_1.pngPECの大阪府守口拠点ビジョンスタジオで行われた給付式の様子。PECのCTO 渡邉さん、CEO 只信さん、CHRO 三木さん(最後列・右から3~5番目)と共に

9月19日、2025年度「パナソニック エナジーMIRAI奨学金」給付式が開催され、20名の理系学生が第2期奨学生として認定されました。120名を超える応募者の中から選ばれた学生たちは、電池材料・エネルギー工学・環境科学など多様な分野を専攻し、未来の電池産業を担う人材として期待されています。


 パナソニック エナジーMIRAI奨学金とは 

この奨学金制度は、日本の国策の1つである電池産業のさらなる発展に貢献する人材の育成を目的に、パナソニック エナジー株式会社(PEC)が2024年度に創設したものです。

自社だけでなく電池産業全体の発展を見据えた制度であり、奨学金の返済は不要で入社する義務もありません。また、電池業界団体の代表を務めるPECのCEO只信さんやCHRO三木さんが本制度の運用に全面的にコミットしており、PECは強い意志を持って、次代を担う人材育成に取り組んでいます。


 研究活動とキャリア形成を支援する仕掛け 

本制度の対象は、電池事業に関連する分野を学ぶ大学3年生または大学院1年生の理系学生で、年間50万円・最長2年間の奨学金が給付されます。また、この経済的支援に加え、技術者としてのキャリア形成を応援するさまざまなプログラムを用意しています。

例えば、PECに在籍する女性技術者とのネットワーキングを目的とした女性向けのカンファレンスや、PECの工場がある米国カンザス州の大学生との交流会、PECに在籍する若手技術者と継続的に交流できるコミュニティなどへの参加です。奨学生たちはグローバルな電池業界の最前線で活躍する技術者との対話を通じ、電池に関わる仕事の魅力や業界の最新動向に触れることができます。

mirai_2.png女性向けのカンファレンス

mirai_4.png   カンザス州立大学生との交流会          社会課題解決が期待される蓄電池


 第1期の成果と第2期への期待 

第1期では、奨学生たちが制度を活用して自ら研究意欲を高め、海外インターンシップや学会に参加したり、経済的な自由度が増したことで研究に専念できたりと、各人が目的意識を持って取り組みました。入社を条件としない制度ながら、電池事業への関心が深まり、4名が同社への就職を決めました。

また、大学院進学を予定していなかった4名が、博士課程に進むなど、奨学生はもとよりPECにとっても、長い目でみた電池業界にとっても大きな成果が得られました。またPECの若手社員にとって、奨学生との交流は視野を広げ、自身の可能性やモチベーションを高める貴重な機会となっています。

こうした相互の刺激が新たな連携につながっています。例えば、1期生の中には「自分も未来の電池エンジニアを支援したい」と申し出る人もいて、今後、2期生の研究指導やキャリア支援に協力してもらう予定です。

PECは今後も「未来を変えるエナジーになる。」というビジョンのもと、本奨学金制度を通じて、電池業界の発展に貢献するとともに、人材の育成と成長を全力で支援していきます。

<関連サイト>
 パナソニック エナジー MIRAI奨学金サイト

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