練習環境

TRAINING

大会に向けて日々練習を重ねる選手たちの練習環境の一部をご紹介をしています。

パナソニックエンジェルスの合宿飯 高地トレーニング編!

準高地と言われる標高1300m菅平高原合宿での食事の一部をお届けします。
高地トレーニングでは、酸素摂取能力や運搬機能の向上・耐乳酸などの効果が期待されますが、貧血や脱水・抗酸化力の低下など注意する点も多くあります。

この回では「抗酸化」をピックアップしてご紹介します。
アスリートやランナーなど定期的に運動する人は、日々活性酸素と闘っています。そのため、カラダは相当なダメージを受けていると思います。
体内に発生した活性酸素を追い出してくれるのが「抗酸化成分」です。
ビタミン類・ポリフェノール類・カロテノイド類がありますが、これらは単独で働くのではなく、お互いに助け合って力をを発揮してくれます。
食事の中に、色々な抗酸化成分を持つ食材を使用するように心掛けました。

活性酸素・抗酸化作用とは 活性酸素はエネルギーを作る過程でできる、酸化能力の強い酸素のことで、体をサビつかせてしまう物質です。特にランナーは、一般の人より酸素を多く取り込む為、活性酸素の量も多くなります。 大量に作られると、ガンなどの病気や老化・疲労の蓄積・免疫力低下などの悪影響を及ぼします。 紫外線でも活性酸素は増えます。抗酸化成分が活性酸素を撃退してくれます。カロテノイド類(リコピンなど)ポリフェノール類(アントシアニンなど)ビタミン類(ビタミンCなど)
Breakfast 2020/5/23 フリーの日の朝食サンドイッチで休日感を バナナ栄養価が高く手軽なエネルギー補給源として親しまれている果物ですが、実はポリフェノールも含まれています。シュガースポットが多く熟したバナナの方が、ポリフェノール含有量が多いです。 ケール・ゴーヤ これらには、β―カロテンやルテインが豊富です。どちらも苦味に特徴がありますが、苦味が強いという事は、ポリフェノールなどが多く含まれている証拠で、栄養価が高く苦味パワーがカラダに効きます。 グリーン・サンドイッチ ほうれん草、フリルレタス、アボカド、卵を挟んで緑黄色野菜たっぷり。 かぼちゃのポタージュ β―カロテンをはじめ、ビタミンEなど抗酸化成分がたっぷり!かぼちゃの栄養素は、加熱にも強いんです。玉ねぎも一緒に入っていて、血液をサラサラにしてくれるケルセチンもプラス。
Lunch 2020/5/24 ロードとクロカンも使って、しっかり距離を走った日の昼食 オレンジ 抗酸化力の強いβ―クリプトキサンチンを含みます。また、白い筋にあるヘスペリジンには、血管を丈夫にする働きも期待できます。タコライス 一皿で、糖質・タンパク質・ビタミンがバランス良く摂取する事ができるのでオススメです。 キャベツとコーンの春雨スープ キャベツの辛み成分イソチオシアネートには、抗酸化作用が期待でき、特徴的な成分キャベジン=ビタミンUは、胃粘膜の保護したりします。また、スープにして水溶性のビタミンCも逃がさず摂取できます。トマト デイリー野菜の1つで、赤い色素のリコピンは抗酸化作用が最強クラス。スイカ・柿などにも含まれています。油と一緒に摂ると吸収率もUP。
Dinner 2020/5/26 6kmの坂JOGと1kmのインターバル練習のリカバリー夕食 レバーペースト 血液の疲労回復!鉄は、酸素をカラダの隅々に運搬するヘモグロビンの材料。グレープフルーツのビタミンCと力を合わせて吸収率UP 紫キャベツ アントシアニンは、ブルーベリーやブドウ・ナスにも含まれ、植物が紫外線から実を守る役割をしています。その為、強い抗酸化作用があります。 豆腐 消化も良く、タンパク質も豊富です。イソフラボンもポリフェノールの一つで、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをすると言われています。また、サポニンにも抗酸化作用があります。 トンテキ&にんにく 豚肉パワーで疲労回復。糖質や脂質の代謝に欠かせないビタミンB1が豊富です。にんにくのにおい成分アリシンは、ビタミンB1の吸収を助け、免疫力アップや抗菌作用があります。

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