よくあるご質問

テクノストラクチャーの家について

テクノストラクチャー工法とはどういう工法ですか?
テクノストラクチャー工法はパナソニックが開発した木造を強化した耐震住宅工法で、1995年に販売を開始しました。住宅の「梁」の部分に「テクノビーム」という木と鉄を組み合わせた独自の部材を使用するのが特長で、1棟1棟構造計算をして建てる地震に強く、設計自由度の高さを利用して希望の間取りを実現できる工法です。
なお、テクノストラクチャー工法の建物を建てられるのは、研修の受講など所定の条件を満たし、パナソニックの施工認定を受けた住宅会社・工務店だけです。
テクノストラクチャーの家の特長とは?
徹底的に強さを追求した部材と緻密な構造計算による「耐震性」と、部材の強さを生かした「設計自由度の高さ」が特長です。
ずっと長く安心して住める「強さ」と、快適・便利にくらせる「先進技術」をあわせもった家をご提案しています。
テクノストラクチャーは鉄を使っているので鉄骨造ですか?
木造です。国土交通省より木造の壁倍率の大臣認定を取得しており、木の温かさと、鉄の強さ、両方の良さを組み合わせた木造住宅です。
構造計算を行っているのですか?
行っています。テクノストラクチャー工法ではすべての建物に対し、1棟1棟、構造計算を行い、建物の強さを科学的に確認しています。
2階建て以下で延床面積500㎡以下の木造住宅では構造計算は義務付けられていませんが、独自の厳しい基準を設け、法律で定められたレベルよりもはるかに厳しい388項目(多雪地域は440項目)ものチェックを、高度で多角的な「立体的応力解析」で行っています。
他社の構造計算とどう違うのですか?
2階建て以下の一般的な木造住宅では、大半が簡易的な「壁量計算」で強度確認を済ませるのに対し、テクノストラクチャー工法では、すべての建物で、緻密な「構造計算」を行っている点が大きな差です。
「壁量計算」とは木造住宅共通の係数を用いて建物の壁の量を計算・検討する簡易な強度確認の方法です。法的には建物の強度確認をこの「壁量計算」で済ませても問題はありませんが、テクノストラクチャー工法ではより確かな安心を追求し、簡易な「壁量計算」ではなく気候や地盤、家の大きさや形状など1棟ごとの条件にあわせて地震や台風などの力に耐えられるかどうかを細かく計算して確認する「構造計算」を行っている点が特長です。
耐震等級は?最高等級の3で建てられますか?
最高等級である耐震等級3に対応しています。
法律を満たす基準の耐震等級1は「震度6強相当の地震が来た時に家が倒壊しない」というレベルで一部損壊などは考慮されていません。地震後も住み続けることや、それ以上の地震が再度発生する可能性を考えると不安が残ります。テクノストラクチャーでは、地震時に身を守るだけではなく、地震後の暮らしも考えて耐震等級3をお勧めしています。
なお、耐震等級3の強度を実現するために間取りや仕様などに制約が出たり、変更が必要にる可能性があります。
地震以外の災害への強さはどうですか?
耐震等級以外に、耐風等級も最高等級の2に対応可能です。
また、積雪地域で懸念される雪の重みも構造計算を行う際にあらかじめ考慮に入れて確認を行っています。1棟ごとに、地震、台風、積雪などの災害に対するシミュ―レーションを行い災害に負けない家を目指しています。
長期優良住宅に対応していますか?
長期優良住宅の認定基準をクリアすることが可能です。
長期優良住宅の認定を受けるためには、「長期優良住宅普及の促進に関する法律」に定められた基準に基づいた仕様にし、審査を受ける必要があります。長期優良住宅の認定をご希望の場合はあらかじめ施工する住宅会社・工務店にお伝えください。また、審査・認定に必要な費用なども施工する住宅会社・工務店にお問い合わせください。
工期はどれくらいかかりますか?
敷地の状況や建築規模、仕様やその他の施工上の状況や必要な手続きなどにより工期は大きく異なるためあくまでも目安ですが、一般的な40坪程度の建物で3~4カ月程度で建設することが多いようです。
具体的な工期は施工する住宅会社・工務店にご確認ください。
また、天候不順やトラブルなどにより工期が延びる可能性もあるため、ご希望の入居時期がある場合は事前に施工する住宅会社・工務店に伝え、余裕を持ったスケジュールを組むことをお勧めします。
注文住宅ですか?希望の間取りで建てられますか?
注文住宅から、お好きなプランを選べる規格型住宅まで様々な住宅商品をご用意しています。
ご希望にそうプランや間取りを、テクノストラクチャー工法の部材の強さや設計自由度の高さを生かしてご提案します。
二世帯住宅もできますか?
二世帯住宅にも対応可能です。
交流とプライバシーのバランスに着目した「距離感設計」で心地よい二世帯同居プランをご提案しています。
3階建てはできますか?
3階建てにも対応可能です。
テクノストラクチャー工法の特長を生かして壁の少ない大空間や大開口が可能で、ゆとりある空間が作れます。都市の狭小地などでも無駄なく敷地を活用できるほか、耐火建築仕様にも対応できるテクノストラクチャーなら防火地域での建設も可能です。
平屋はできますか?
平屋にも対応可能です。
ワンフロアの暮らしやすさと庭との近さ、空間のつながりを生かし、ご家族のライフステージにあわせた多彩なプランを提案しています。
ZEHはできますか?
ZEHにも対応可能です。
テクノストラクチャーでは、太陽光発電で電気を作る「創エネ」、パナソニックの高性能な機器を活用して使う電気を減らす「省エネ」に加え、気密性・断熱性を高めて「賢く快適にZEHを実現する仕掛け」を家の中に組み込んでご提案をしています。
また、ZEHには重い太陽光発電パネルを屋根の上に載せるため建物にかかる負荷が大きくなりがちですが、テクノストラクチャーではその負荷を前提にして構造計算を行うのが特長です。
太陽光発電や蓄電池は搭載できますか?
太陽光発電パネルの搭載や、蓄電池の採用も可能です。
テクノストラクチャーの構造計算は、重い太陽光パネルを屋根の上に載せる荷重も、あらかじめ建物にかかる負荷として計算して建物強度を設定することができるので、より安心して太陽光発電パネルを搭載することができます。
また、蓄電池は発電した電気を貯めておき、賢くおトクに電気を使うだけでなく、災害時の備えとしても設置をお勧めしています。
パナソニック以外の建材や設備は使えないのですか?
住宅の設備や仕様については、お客様が契約をされるテクノストラクチャー工法採用の住宅会社や工務店と相談して決定いただきます。
機能性と意匠性を同時に実現した高品質なパナソニックの住宅設備や建材、電材、照明などのご採用を是非ご検討ください。
戸建住宅以外も建てられますか?(店舗併用住宅やアパート、非住宅など)
テクノストラクチャー工法が対応可能な面積・階数の範囲内であれば対応可能です。
店舗付き住宅や賃貸住宅の他、店舗、高齢者施設、保育園、診療所、公民館などの非住宅でも多くの施工実績があります。
テクノストラクチャー工法で対応可能な最大面積は1500㎡ですが、構造を分割すればより大きな建物に対応することも可能です。
狭い土地でも建築できますか?
テクノストラクチャー工法の設計対応力を生かして、狭い土地での建築にも対応が可能です。
比較的柔軟な対応ができる工法ですが、建築を希望される土地の状況や周辺環境、法規制により、建物の強度を確保できるかどうかや、物理的に施工が可能かどうかについての確認が必要になるため、詳しくはテクノストラクチャー工法採用の住宅会社・工務店にご相談ください。
パナソニックホームズの家と同じ家ですか?
テクノストラクチャーの家は、パナソニックホームズが販売している住宅と同じではありません。
また、テクノストラクチャーの部材を供給しているパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社とパナソニックホームズ株式会社は別の会社です。
テクノストラクチャーの家は住宅の梁に独自部材の「テクノビーム」を使用した木造住宅です。また、テクノストラクチャーの家を施工・販売するのはパナソニックではなく地域の住宅会社・工務店です。