新長崎駅ビル 様
- -交通施設・博物館・図書館納入事例-
省エネ・脱炭素・感染症対策・新技術の4つのテーマに応えた快適空間で、新たな陸の玄関口として誕生した新長崎駅ビル。
省エネ・脱炭素・感染症対策・新技術の4つのテーマに応えた快適空間で、新たな陸の玄関口として誕生した新長崎駅ビル。
2022年9月、西九州新幹線の開業を契機に、新たな陸の玄関口として誕生した新長崎駅ビル。地上13階、延床面積10万2千平方メートル。高層階(7~13階)には長崎マリオットホテル、中層階(5・6階)にオフィス、低層階(1~5階)に商業を配した複合型駅ビルです。
100年に一度の変革のときと言われる長崎駅周辺開発事業のひとつで、新しい長崎のランドマークになる建物です。
株式会社JR長崎シティの井上真美様は意匠について、「長い歴史の中で生まれた長崎独自の文化である和華蘭文化。設計やデザインにもその文化を紐解いて反映し、長崎らしい開かれたにぎわいのある空間をめざしました」とおっしゃいました。
- 所在地
- 長崎県長崎市尾上町1番1号
- 規模
- 地上13階
- 竣工
- 2022年9月
- 延床面積
- 約102,000m²
建設工事を担った九州旅客鉄道株式会社の中村伸教様は、「コロナ禍になり人の動きが自粛され、安全や安心、サステナビリティへの意識も変わり、省エネ・脱炭素、さらには感染症対策に新技術という4つのテーマを掲げて、快適な空間と時間をお届けする建物をめざすことになりました」とお話されました。
設置写真
ベストミックスによる最適化。安心で安定したエネルギー供給をご提案。
新長崎駅ビルでは環境課題に応えると同時に、安定したエネルギー供給が求められました。エネルギーサービス(ES)事業を提供する西部ガステクノソリューション株式会社 原智徳様は「新長崎駅ビルは地域振興の中心。長崎のこれからの街づくりの拠点として重要な役割を持ち、また、将来に渡って持続可能、省エネ性、環境性に優れ、さらに、お客様に安心して快適にご利用していただく必要があります。我々は空調設備の計画・設計から開業後の運用までをワンストップで実施し、高品質のエネルギーサービスをご提供することを第一に考えました。安定供給に関しては、長年の設備運営のノウハウからガスと電気をバランス良く利用し、状況に応じて最適なエネルギーを選択することで電力負荷を平準化させ、停電や災害時のエネルギーセキュリティ面での向上も図りました」とご説明くださいました。
エネルギーサービス(ES)熱源系統図
パナソニックはカタログの数値では表せない信頼がある。
原様は、「新長崎駅ビルの稼働は、24時間というハードなものです。納入後のメンテナンスが重要なのです。特に私どもは予防保全に力を注いでいます。万全を期すためには私どもだけではできないことが多くあり、メーカー様と強力なタッグを組んで当たらなければできません。その実現にはパナソニックとの協業できたことも大きいです。」とおっしゃいました。
今回、新長崎駅ビルに導入されたのは、節電型ナチュラルチラーPR型の吸収冷温水機。従来型に比べ冷却水流量の大幅削減と高効率・高部分負荷効率により動力・燃料の削減を図ります。
納入機器
機器名称 | 品番 | 納入数 |
---|---|---|
ガス吸収冷温水機 | QEW-PR560FG | 2基 |