-地域冷暖房納入事例-
赤坂・六本木の地域冷暖房で、当社の大型吸収冷凍機 合計8,000RTが大都市の快適空調に大きく貢献
ナチュラルチラー

国内最初の大規模都市開発により新たに生まれたアークヒルズ地区

外観

赤坂・六本木アークヒルズ地区は、事務所、ホテル、住宅、テレビスタジオ、コンサートホールなど複合的な大都市機能を備えながらも、緑豊かでうるおいのある“環境共生型”の都市空間です。
この「都市の理念」の一翼を担い、新しい時代の要請に応える施設として、地域冷暖房が導入されました。
アークヒルズ熱供給(株)様は、1986年に熱供給事業を開始。2000年には氷蓄熱システムを導入して、地下鉄駅舎への冷熱供給を開始されました。
2005年には赤坂インターシティ地下のサブプラントからも熱供給を開始。都市の発展と共に、設備機能を高められています。

所在地
東京都港区赤坂1-12-32
供給区域
東京都港区赤坂1丁目、六本木1丁目、3丁目
区域面積
7.2ha(2015年11月30日現在)
延床面積
520,751m2(2015年11月30日現在)
供給開始
1986年4月1日
プラント
メインプラント:アーク森ビル地下4階 / サブプラント:赤坂インターシティ地下3階

設置写真

メインプラントに5,600RT、サブプラントに2,400RT配置された当社の吸収冷凍機が、大規模空調用の冷水を安定供給

メインプラント

メインプラント



サブプラント

サブプラント


中央監視室(メインプラント)

中央監視室(メインプラント)



メインプラントは、2008年~2010年にかけて全冷凍機をリニューアル更新していただきました。
加えて都市ガスボイラー全台にエコノマイザーを設置し、ボイラーの廃熱を有効活用することで、従前のシステムから約7%の省エネを実現。また夜間電力を活用した氷蓄熱システムの冷熱を昼間の冷房に使用するなど、24時間365日、安定した冷水供給を実現すると共に、省エネルギーを推進されています。


納入機器

  機器名称 品番 納入数
メインプラント 蒸気二重効用吸収冷凍機 HW-HS1350FS(2010年) 4台
FW-HS900FS(2010年) 2台
サブプラント 蒸気二重効用吸収冷凍機
(超省エネルギー型ツインタイプ)
JW-WE800FS(2005年) 3台

システムフロー図

システムフロー図

メインプラントには炉筒煙管ボイラー、吸収冷凍機、ターボ冷凍機、氷蓄熱槽設備を、サブプラントには吸収冷凍機、ターボ冷凍機を設置。蒸気は炉筒煙管ボイラーで製造し、お客様側に設置されたコージェネレーション設備の廃熱を有効に活用しています。
冷水製造は各機器を効率よく組合せ省エネルギーを図っています。

供給区域

大都市のビジネス・商業・文化の中心的機能を持つ赤坂・六本木地区の建物施設に快適空間をご提供。


供給先名称 延床面積(m2 階数
アーク森ビル 181,833 地上37階
地下4階
ANAインターコンチネンタルホテル東京 98,331 地上36階
地下3階
テレビ朝日放送センター 13,604 地下6階
サントリーホール 12,149 地上2階
地下4階
アークタワーズ イースト 50,721 地上25階
地下2階
ウエスト 地上22階
地下2階
赤坂一丁目センタービル 16,800 地上13階
地下3階
南北線 六本木一丁目駅 8,358
赤坂インターシティ 74,640 地上29階
地下3階
榎坂森ビル 9,282 地上11階
地下2階
サウスタワー 55,033 地上20階
地下4階
合計 520,751

供給区域図