名駅東地区地域冷暖房 様
- -地域冷暖房納入事例-
名古屋の新しいシンボル「ミッドランドスクエア」を中心とした地域冷暖房に合計5,700RTの当社吸収冷凍機が大活躍
名古屋の新しいシンボル「ミッドランドスクエア」を中心とした地域冷暖房に合計5,700RTの当社吸収冷凍機が大活躍
名古屋の表玄関、新たな商業・ビジネス街の地域冷暖房
名古屋駅前に新しく完成した超高層ビル「ミッドランドスクエア」。
DHC名古屋株式会社様は、その地下5階のエネルギーセンターからこの建物と、周辺の地下街・建物に冷暖房を供給しています。
中部地区の表玄関、名古屋駅前にふさわしい快適空間を創り、環境性と省エネルギー性に優れた地域冷暖房としてCO2の発生やヒートアイランド化の防止に貢献しています。
- 所在地
- 名古屋市中村区名駅4-7-1
- 供給地
- 名古屋市中村区ミッドランドスクエア周辺
- 供給区域積
- 9.6 ha
- 対象建物延床面積
- 約392,000m2
- 供給開始
- 2006年10月
- エネルギーセンター
- ミッドランドスクエアB5F
- ホームページ
- [DHC名古屋株式会社様]www.dhc-nagoya.co.jp
設置写真
コージェネとの組み合わせにより省エネと経済性の両立を実現
ミッドランドスクエア地下5階のエネルギーセンターには、地域冷暖房のエネルギー供給の熱源設備として、コージェネレーションシステム、蒸気ボイラー、冷凍機が配置され、当社の大型吸収冷凍機4基(合計5,700RT相当)も名駅東地区地域冷暖房の一翼を担っています。
ガスタービンコージェネレーションからの廃熱蒸気とボイラーからの蒸気を熱源とし、広域な地域冷暖房システムの設備の一部として、エネルギーの有効活用と、無駄のない社会づくりに大きく貢献しています。
納入機器
機器名称 | 品番 | 納入数 |
---|---|---|
蒸気二重効用吸収冷凍機 | JW-HE800ES | 1台 |
TW-HE1350ES | 2台 | |
TW-HE2700ES | 1台※ |
供給区域
システム設計の基本コンセプト
DHC名古屋株式会社様では、名駅東地区地域冷暖房のシステムの基本コンセプトとして、3つのチャレンジを掲げています。廃熱の利用やエネルギーロスを最小限にするしくみでこれらに取り組んでいます。
名駅東エネルギーセンターシステム図
都市ガス熱源の蒸気ボイラとガスタービンコージェネレーションの採用により、高いエネルギー効率と経済性向上の両立を図っています。
特にガスタービンコージェネレーションは大小二種類の組み合わせにより、幅広い熱負荷の変動への対応を可能としています。
また水蓄熱システムを導入し、夜間電力使用による電力負荷平準化を図っています。
地域導管は、冷熱媒と温熱媒を独立させた4管方式を採用しています。