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Dante(ダンテ)とは?規格や活用シーンを紹介

更新日:2022/09/16
Dante(ダンテ)とは?規格や活用シーンを紹介
当社では、音響システムのデジタルネットワーク化に最適なDante対応のPoE給電スイッチングハブをラインアップしておりますが、そもそも「Dante規格とは…?」を活用シーンなども交えながら解説します。
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Dante(ダンテ)とは

Dante(ダンテ)とは、オーストラリアのAudinate社が開発したプロオーディオ向けのデジタルオーディオネットワークシステムです。1Gbps(1000Mbps)でのデータ送受信に対応したギガビットイーサネット規格と、インターネットの基盤技術であるIPネットワーク規格に準拠しています。つまり、今、最も普及しているネットワーク規格を活用することで、簡単に、高品質なデジタルオーディオシステムを構築することができます。従来、会議などで使用する小規模な音響システムから、コンサートホールなどの本格的で大規模な音響システムまで、マイク、スピーカー、アンプ、ミキサーなどを接続するには専用ケーブルが必要でした。専用ケーブルは高価で扱いが難しく、しかも距離が長くなると信号が弱まり、ノイズが入ってしまうなど難点が多いものでした。しかし、Danteなら、あらゆる接続にギガビットイーサネットに対応したケーブルを利用することができます。しかも、あらゆるデータをIPネットワーク上で扱うことができるため、物理的にもソフト的にも、効率的で高品質なオーディオシステムを構築することができます。またオーディオ製品に加えて、最近ではカメラなどのビデオ製品も登場しています。

Dante規格のメリット

Dante規格のメリットは、突き詰めれば、ギガビットイーサネットとIPネットワークを使っていることにあります。例えば、Dante規格に対応した機器であれば、どんなものでも接続はイーサネットケーブルでOK。専用ケーブルなどは不要です。しかも、機器はIPネットワーク上で自動的に認識されるため、複雑な設定も不要。ケーブルを刺すだけで使える、いわゆる「プラグ・アンド・プレー」を実現しています。PCやスマートフォンでネットワークを使用するときに、複雑な設定は不要になっていることと同じイメージです。またIPネットワークというインターネットの基盤技術を利用しているため、将来の拡張性や発展性にも問題はありません。これまでのオーディオシステムでは考えられなかった柔軟性・拡張性・将来性を備えたオーディオシステムを構築することができます。Danteに対応したオーディオ機器は、Audinate社からライセンスを受けた世界中のプロオーディオメーカーが製造しています。対応製品であればメーカーを超えて、さまざまな機器を使うことができます。

Dante対応製品を用いたネットワーク構成例をご紹介しています。

Danteオーディオネットワークの活用シーンを紹介

ここでは、Danteを活用したデジタルネットワーク化されたシーンをご紹介します。

ホール/ライブハウス

コンサートホールやライブハウスは、プレーヤーのパフォーマンスを支え、聴衆にライブでしか味わうことのできない体験を提供するために、常に最高の環境を整えることが求められています。ライブパフォーマンスは二度と同じものはありません。Danteはホールやライブハウスの高品質なオーディオシステムを構築することに加え、さまざまなプレーヤーが望む、ユニークな構成にも柔軟に対応可能です。

イベント/フェス

常設のホールやライブハウスとは異なり、イベントやフェスの会場では、各種のオーディオ機器の迅速な設営が不可欠。特に大規模なフェスなどでは、ステージが複数設けられることもあり、多数の機器を迅速に、的確に設営しなければなりません。そしてもちろん、終了後にはいち早く撤収することが不可欠です。Danteなら、イーサネットケーブルで各種のプロオーディオ機器を接続でき、設営・撤収も簡単。高品質な音響を提供することはもちろん、運営側のコスト負担なども軽減できます。

教育機関

大学などの高等教育機関では、従来の一方通行な講義スタイルではなく、画像や動画などのさまざまなコンテンツを活用したり、学生との双方向でやりとりを行うなど、柔軟な教育スタイルへの対応が求められています。またリモート授業が当たり前のものになり、講義を録画して配信するなど、新たな取り組みが求められています。

カンファレンス/ミーティング

大規模なカンファレンスやミーティングにも高音質なオーディオシステムは不可欠。コンベンションセンター、ホテル、オフィス、あるいはショッピングセンターやアミューズメントパークなどでも、Danteの柔軟なシステムなら、あらゆるニーズに対応できます。

放送/ネット配信

放送には、高品質で信頼性の高いシステムが不可欠。さらにインターネットを使った配信なら、新しい時代への対応も求められています。Danteなら、高品質かつ信頼性の高い放送用オーディオを提供することはもちろん、ネット配信にも対応した柔軟なシステムを構築できます。

DanteオーディオネットワークにはパナソニックのPoEスイッチを

パナソニックEWネットワークスでは、音響システムのデジタルネットワーク化に最適なDante対応の全ポートギガビット対応PoE給電スイッチングハブをラインアップ。
当社Dante対応製品は、Danteネットワーク構築に必要な初期設定がされております。そのため特別な設定不要!現場での作業を軽減し、よりスピーディにDanteネットワークを構築可能です。

DanteオーディオネットワークはLANケーブルで複数チャンネルをネットワーク化し、トータルコスト削減に貢献。マルチケーブルをLANケーブルに置き換えて、ケーブル配線を簡素化しませんか。

Dante対応製品を用いたネットワーク構成例をご紹介しています。

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