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有線LANから無線化にするメリットや構築までの流れを解説

投稿日:2021/12/10 更新日:2021/12/10
有線LANから無線化にするメリットや構築までの流れを解説
スマートフォン・タブレット端末の利用が進む昨今、社内ネットワークで有線LANを利用していると不都合が出てきたり、非効率なことも多くなってきます。そこでこの記事では、有線LANを無線化するメリット、無線LANに切り替える際のネットワーク構築の流れをご紹介します。

無線LANとは何か?

まずは、無線LANとは何かを説明していきましょう。

LAN(Local Area Network)は、会社内や家庭内など、決められた敷地内や建物内の限定したエリアで構築するネットワークのことです。パソコンや複合機などをLANにつなぎ、データをやりとりできるようにします。このとき、LANケーブルを使わず、Wi-Fiを利用して無線で接続するのが「無線LAN」です。

無線LANを導入するメリット

無線LANを社内ネットワークに導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

場所が限定されない

無線LANは、LANケーブルをパソコンなどにつなぐことなく、通信のやりとりができることが最大のメリットです。そのため、電波が届く範囲であれば、どこでも接続できます。また、ケーブルによってデスク周りがごちゃごちゃすることがないのも良い点です。

さらに最近では、働き方改革の一つのスタイルとして、オフィスでのフリーアドレスが浸透しつつあります。フリーアドレスならどのエリアでも仕事ができ、プロジェクトごとにチーム編成がしやすくなったり、業務の効率化にもつながります。

スマートフォンやタブレット端末もつなげる

今までは、デスクトップパソコンがオフィス環境での主流機器でしたが、最近ではスマートフォンやタブレット端末などを用いた仕事も多くなっていることでしょう。これらの端末は有線LAN変換アダプターを使えば有線LANに接続することは可能ですが、せっかくの持ち味であるどこでも持ち運べて使える「ポータブル」という点が台無しになってしまいます。また、無線LANのほうが圧倒的に使いやすいです。無線LANなら、スマートフォンやタブレットが気軽に接続できるのもメリットのひとつでしょう。

別オフィスでの業務効率アップ

支店や営業所などへ出張した際に、無線LANの環境を構築しておけば使い慣れたノートパソコンやスマートフォン、タブレット端末をそのまま使うことができます。利便性の良さに加えて、業務効率を上げることにつながるのもメリットです。

無線LANを導入するデメリット

無線LANにはデメリットもあります。理解しておきましょう。

セキュリティが弱い

無線LANは、電波を広い範囲に拡散するのが特徴です。そのため、電波の届く場所であれば、どこからでもアクセスできます。そうすると、不正アクセスや、通信内容を第三者に見られたり、情報が漏洩してしまうといった被害が起こる可能性もあります。このように無線LANは、有線LANに比べるとセキュリティが弱いため、しっかりとしたセキュリティ対策が必要になります。

速度、回線が不安定になることも

無線LANのデメリットには、回線状況が不安定になることも挙げられます。これは、電波の干渉を受けやすいことや、一時的に利用する場所や社内でのアクセスが集中することも原因の一つです。また、通信が重くなったり、通信スピードが遅くなることもあります。

無線LANに切り替える前に確認すべきこと

LANとWANでは使用するIPアドレスが違う

有線LANを無線に切り替える前には、いくつか確認しておきたいことがあります。次に挙げる点をチェックしておきましょう。

接続するデバイス数の把握

まず、無線LANに接続するデバイスの数を把握しておく必要があります。というのも、接続する台数が多すぎる場合、IPアドレスが枯渇することがあるためです。IPアドレス(ネットワークに接続されたパソコンなどを識別する番号)には、限りがあります。不足すると、新たなパソコンなどに割り振りができなくなり、インターネットの拡大ができません。しっかり台数を把握した上で、ネットワークを構成しましょう。

拠点数の確認

会社の拠点が1つであればとくに問題はありませんが、支店など、2つ以上の拠点がある場合には、数を確認しておきましょう。拠点数によって、ネットワーク構成も変わりますし、構築時の価格も違ってきます。社内ネットワークを快適に利用するためにも、明確にしておきましょう。

IPアドレスのクラス

IPアドレスは、ネットワークに接続するパソコンの台数に応じて3つにクラス分けされます。大規模なネットワーク(最大約1,600万台)ならクラスA、中規模ならクラスB(最大約65,000台)、小規模の場合はクラスC(最大約254台)といった具合です。ネットワークに接続するパソコンの台数によって、適したクラスを利用してください。

現状のセキュリティの把握

無線LANはセキュリティが弱いと前述しました。導入後サイバー攻撃や不正アクセス、情報漏洩などの被害にあわないために、現状のセキュリティがどうなっているのか、問題点はないか、さらにセキュリティ対策としてどういったことをするのかを、事前に考えておく必要があります。

無線LANに切り替える際のネットワーク構築の流れ

無線LANに切り替えるときの、ネットワーク構築の基本的な手順を説明していきます。

現状把握

まずは、現状のネットワークがどうなっているのか把握しましょう。次に挙げることを確認しておいてください。

  • ネットワークに接続する機器の台数
  • 拠点数
  • 現状の社内ネットワークの構成
  • 現状のネットワーク環境の課題(通信回線が途切れがち、セキュリティが心配など)

また、以下の知識を学んでおくと、スムーズにネットワークを構築できます。

  • IPアドレス
  • LANの種類
  • インターネットの仕組み

システムの設計

システムの設計には、

  • 接続形態はどうするか
  • 配線の有無
  • Wi-Fiの設置場所をどこにするか、場所の確保
  • アプリケーションの整理

などを決めておく必要があります。ポイントは、なるべくシンプルなシステム設計にすることです。シンプルにすることで、トラブルが発生したときに原因を究明することが容易になり、導入後もスムーズに管理できます。

運用・管理方法をマニュアル化

ネットワークの運用、管理方法をマニュアル化しておくことも大事です。回線が不安定になった場合や、サーバダウンなどのトラブルが生じたときに、マニュアルを作っておけば迅速に対応できます。

マニュアル化する際には、社内全員がわかるようなかたちにしておきましょう。

トラブル発生への備え

昨今では、不正アクセスやサイバー攻撃などの犯罪も増加傾向にあります。社内の情報を漏洩したり、盗まれたりしないよう、トラブルが発生したときに、どのように対処するかを決めておくことも重要です。

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パナソニックEWネットワークスでは、お客様の用途やニーズに合わせ、機器選定-構築-工事-保守に至るまでトータルでサポート。安定した無線LAN環境の構築を行います。ぜひお問い合わせください。

無線LANを導入の検討を

無線LANを導入することにより、空間の有効活用、コミュニケーションの活性化、業務の効率アップが期待できます。まだ無線LANを導入していない場合には、検討してみてはいかがでしょうか。

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