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IoTの活用が進展!国内外の動向やメリットをご紹介

投稿日:2022/02/15 更新日:2022/02/15
IoTの活用が進展!国内外の動向やメリットをご紹介
IoT(アイオーティー)、「モノのインターネット」はビジネスの効率化やデータ活用を目指して急速に広がっています。IoT家電なども登場し、より身近にもなっています。IoTとはなにか、国内・国外の動向、IoT活用のメリットをはじめ、業種別の活用事例、身近な活用事例を紹介します。

IoTとは?

IoT(アイオーティー)は「Internet of Things」の略で、日本語では「モノのインターネット」と言われます。インターネットはもともとコンピュータを使い、我々「ヒト」が通信するためのネットワークとして発展してきましたが、通信技術や通信デバイスの進化、小型化、コストダウンなどによって、コンピュータ以外の「モノ」がインターネットに接続し、さらに「モノ」同士がインターネットを使って通信することが可能になってきました。そうしたことを総称して「IoT」と呼んでいます。「コンピュータ以外のモノ」と表現しましたが、別の言い方をすれば、あらゆる「モノ」に小型のコンピュータが搭載され、通信できるようになっているとも言えます。いわゆる「スマート化」です。

スマートスピーカー、スマートホーム、スマート家電、スマートカーなど、身の回りのものすべてがスマート化し、IoTが進展しているのです。

国内・国外のIoTの動向

日本国内、そして海外でもIoTは大きく成長しています。例えば、日本のIoT市場のユーザ支出額は、調査会社IDC Japanによると、2020年は6兆3125億円、2025年には10兆1902億円と予測されています。市場規模10兆円は、コンビニエンス市場や通信販売市場に匹敵する規模です。日本国内では、今後の人口動態の変化による労働人口の減少、ビジネスにおけるデータの重要性の高まりなどから、ますますIoTが進展すると考えられています。

一方、世界のIoT市場は2022年には1兆ドル(約110兆円)に達するという調査もあります。アメリカでは電気自動車テスラに象徴されるように、生活にかかわるさまざまなモノのスマート化が進み、ヨーロッパではドイツが提唱する「インダストリー4.0」のような産業への応用が進んでいます。また中国は国をあげてIoTをはじめとするIT技術の活用が推進されています。

IoTを活用するメリット

IoTが目指すことは、効率化・省力化やコスト削減、さらにはデータの収集・活用を実現し、暮らしの利便性を高めることです。IoTの具体的なメリットを見ていきましょう。

メリット①:インターネットを介して操作

IoTでは、あらゆるモノがインターネットにつながっています。あらゆるモノがPCやスマートフォンを使って、インターネットを介して操作可能になります。インターネットに接続されていれば海外、あるいは宇宙空間から操作することもできます。

メリット②:モノの状態を検知

モノにセンサを取り付けると、モノの状態をリアルタイムで検知することが可能になります。例えば、玄関の鍵といった身近なモノから大規模な産業用機械まで、現時点の状況を把握することはもちろん、メンテナンスの必要性などを検知することが可能になります。

メリット③:周囲の状況を把握

モノ自体にセンサを取り付けるほかに、カメラをはじめ、温度や湿度、気圧など各種のセンサをIoT化することで、環境や周囲の状況を把握することが可能になります。例えば、農作物の生育状況、環境を把握することで、農業のスマート化を推進することが可能になります。

メリット④:モノの動きや位置を把握

モノの動きや位置を把握することも可能になります。GPSと組み合わせることで、バスの到着時間を知る、タクシーの配車を効率化するなど、利便性の向上、ビジネスの効率化が可能になります。身近なものでは、大切なものにIoTタグを取り付け、紛失などを防ぐこともできます。

メリット⑤:モノとモノの通信で高度な自動化を実現

さまざまなIoTセンサやIoT機器が互いに通信を行うことで、タイマーによるシンプルな自動化ではなく、周囲の状況を検知して、適切な動作を行うなどの高度な自動化が可能になります。例えば、農産物の生育状況に応じて、温室の温度や肥料の量を調整する。スーパーの棚の商品が減ってきたら、自動的に発注を行うなど、さまざまな場面での応用が考えられます。

【業種別】IoTの活用事例

【業種別】IoTの活用事例

IoTはすでにさまざまな分野で利活用が始まっています。

医療・介護

患者の生体データ(体温・脈拍など)をウェアラブル型のIoTセンサを使い、リアルタイムで把握することが可能に。在宅医療や遠隔地でも、医師に情報を共有し、適切な処置を行うことができるようになります。また介護では、要介護者の室内の家電などをIoT化して、日常生活の様子をモニターしたり、異常を迅速に把握することが可能になります。

製造業

製造ラインにIoTセンサを配置したり、製造機器をIoT化することで、製造工程をリアルタイムに把握し、工程の見直しや効率化を推進。さらに機器の不調やトラブルの予兆をいち早く検知することで、メンテナンスの時間やコストを削減しています。
また製品をIoT化することで、顧客の利用状況の把握、メンテナンスやアフターサービスの充実につなげることも可能になります。

物流

製造業(工場)でのIoT活用と同様に、倉庫・配送センターなど物流でのIoT活用が進んでいます。さらに配送においても、RFIDを使って荷物の位置をトラッキングしたり、センサで荷物の状況をモニターしたり、GPSを組み合わせてトラックの位置を把握して、配送を最適化する取り組みなどが進んでいます。

農業

IoTを活用した農業は「スマート農業」とも呼ばれています。農業はこれまで、人の経験やノウハウに依存する部分が大きく、IoTの活用が最も期待される分野と言えます。センサで気温や土壌の状態、日射量などを把握し、水や肥料を与えるタイミングや量を調整することが可能になります。もちろんそうした作業も自動化が進みます。
トラクターなどの農業機械の自動化・無人化、データ活用も進んでいます。

交通

自動車は自動運転の開発が積極的に進められています。さらにIoTの活用が進めば、複数の自動車の協調運転や周辺の交通量を配慮したルート選定などによる渋滞解消も可能になるでしょう。バス・タクシーなどの公共交通では、リアルタイムに運行状況を把握できることはもちろん、より効率的な運行が可能になります。

身近なIoTの活用事例

ビジネスレベルだけでなく、私たちの身近なところでもIoTの活用は進んでいます。

事例①:スマートスピーカー

IoT家電の代表がスマートスピーカーです。インターネットを経由して、ニュースや音楽などさまざまな情報を提供するほかに、家庭にあるIoT家電のコントロールセンターとなり、IoT家電の音声操作を実現します。

事例②:スマートキー

玄関の鍵をIoT化するデバイスも登場しています。スマートフォンで遠隔から鍵を開け締めできることはもちろん、外出先から鍵の施開錠状況を確認することができます。

事例③:電気ポット

IoT電気ポットは遠隔でお湯を沸かすのではなく、電気ポットを使う人の状況をモニターすることに活用できます。離れて暮らす高齢者が朝、お湯を沸かした。昼にもポットを使ったなどをモニターすることができ、その無事を確認できます。

事例④:スマートカーテン

カーテンレールに取り付けて、カーテンの開閉を自動化したり、音声で操作できるようにするIoT家電もあります。時間はもちろん、周囲の明るさを検知してカーテンを開けたり、リビングにあるスマートスピーカーに話しかけて、子供部屋のカーテンを開けたりできます。また旅行などで不在にしているときも、カーテンを自動で開閉し、防犯に役立てることもできます。

事例⑤:スマートトイレ

トイレをIoT化し、毎日の排泄物をチェックして、ユーザの健康状態を把握するスマートトイレの開発も進められています。お尻をスキャンしてユーザを識別し、排泄物から健康状態や病気の兆候を検知することを目指しています。
ユーザの健康データがビッグデータとして活用できるようになれば、感染症の予測や予防にも役立ちます。

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IoT活用はDXのファーストステップ

IoTはビジネスに必要な情報をこれまで以上に深く、細かく収集し、活用するための技術と言えます。DX(デジタルトランスフォーメーション)によって新たな競争力を獲得していく際、IoTはその具体的で、強力なツールとなります。

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