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Wi-Fiを強くする方法11選 改善方法を知って快適に使おう

更新日:2022/09/29
Wi-Fiを強くする方法11選 改善方法を知って快適に使おう
Wi-Fiの電波が弱く遅いと、安定的にインターネットを利用できなくなります。そこでWi-Fiが弱く不安定になる原因を確認したうえで、Wi-Fi環境を強くする11の方法をご紹介します。さらに、今使っているWi-Fiがどうしても弱いときの対処方法も解説します。

Wi-Fiが弱くなる・不安定になる原因とは?

「Wi-Fiが遅い」「通信が途切れがち」などと、Wi-Fiが弱く不安定になる原因として以下のようなことが考えられます。

  • ルータから距離が遠い
  • 障害物がある
  • 同時に接続する端末が多い
  • 電波干渉が起きている
  • ルータ、PC、スマホの不調

Wi-Fi環境を強くする方法11選

Wi-Fi環境を強くする方法11選

弱くなったり不安定だったりするWi-Fiを強くするためには、どんなことを行えばいいのでしょうか。11の方法をご紹介します。

ルータの設置場所を変える

ルータと端末の距離が離れていればWi-Fiの電波が届きにくくなり、扉やドアなどの障害物も弱くなる原因となります。そこでルータを設置する場所を変えてみましょう。PCやスマホを使う場所の近くにする、ルータと端末の間にドアや壁があるならそれがない場所に設置してみるといいでしょう。ちなみにアルミホイルなどの金属は電波を反射するため障害物となります。そのような障害物がルータのまわりにないか確認することをおすすめします。

ルータの再起動を行う

ルータを使い続けていると熱を持って不調の原因となります。そこでルータの電源を一度落として放熱し休ませてあげると、ルータの負担が減り快適に利用しやすくなります。またルータには接続するたびにアクセスログが蓄積していきますが、再起動することでそれらが削除されるため、Wi-Fiが繋がりやすくなります。そのほか、ルータに接続する端末が多いとそれぞれ別のチャンネルに割り振られるのですが、端末が多いと同じチャンネルで接続し電波の干渉が起こりやすくなります。再起動すれば、このようなチャンネルの割り振りが新たに行われるため、繋がりやすくなります。

ルータのアップデートを行う

ルータにはファームウェアと呼ばれる、機器を動作させるソフトウェアが搭載されています。そしてファームウェアは、脆弱性を狙った攻撃を避けて周辺機器の性能を安定させるために、日々新しいバージョンにアップデートされています。そこでこのルータのファームウェアをアップデートすることで、Wi-Fi環境が良くなることが考えられます。

ファームウェアを最新のバージョンにするためには、PCやスマホでウェブブラウザを開きルータのネットワークに接続し、IPアドレスをウェブブラウザに入力。ユーザ名とパスワードを入力してログインしたら、ファームウェアアップデートまたはルータアップデートを選択しましょう。

Wi-Fiアンテナを強化する

ルータの多くには、小さなアンテナが付いています。この向きや角度を変えると電波の向きが変わりWi-Fiが強くなる可能性があります。ルータの外部にアンテナが付いているなら、その角度や向きを変えてみましょう。アンテナが内蔵されてスッキリとした見た目のルータの場合は、電波が全方向に飛ぶよう最適化されていますが、向きを変えるなど試してみる価値はあるでしょう。

Wi-Fiパスワードを設定し保護する

Wi-Fiにパスワードが設定されていない場合、知らないうちに不正アクセスや電波の盗難が行われてしまう可能性があります。そのためパスワードを設定することが大切になります。パスワードには「12345」や「abcde」といった単純な数字の羅列は避け、英字(大文字、小文字)、数字、記号を最低でも8文字以上で組み合わせて設定して、個人名や電話番号を使用しないようにしましょう。

ブースタ・中継器を使用する

Wi-Fiの電波を強くするなら、Wi-Fi中継器(ブースタ)を利用することもおすすめです。中継器(ブースタ)は、Wi-Fiが壁などの障害物によって弱くなってしまうときに電波を補強する役目があります。例えば一戸建ての住宅で、1階にルータがあり2階でスマートフォンから接続する場合は、階段の途中などに中継器(ブースタ)を置くことで、Wi-Fiを強化します。

QoS設定で優先順位を設定する

ネットワークの品質を保つための「QoS(Quality of Service)機能」が搭載されているルータがあります。その場合、QoSの設定を有効にすると通信速度が改善してWi-Fiを快適に使えるようになることが期待できます。QoSを設定する方法は、ルータのアドミンパネルにログインして設定画面で「ワイヤレス設定」のタブでQoSを設定。最後にルータを再起動すればOKです。

5GHzの周波数に切り替える

Wi-Fiの電波は、2.4GHzと5GHzの2つの周波数が利用されています。しかしマウスやキーボードのほか、電子レンジなどの家電製品の多くも2.4GHzの電波が使われています。すると同じ周波数の電波同士が干渉しあい、通信速度が遅くなる場合があります。そこで5GHzの周波数を利用できるルータなら、5GHzに接続するとWi-Fiを快適に利用できるようになる可能性があります。

DNSアドレスを変更する

DNSとはドメイン・ネーム・システムのこと。インターネットを利用するときは、ドメイン名とIPアドレスが使われ、IPアドレスはウェブサイトの住所のようなもので数字の羅列でできています。インターネットを利用するときは、ドメイン名で検索したものがIPアドレスに変換されてサイトが表示されるのですが、このときIPアドレスに変換するのがDNSの役割です。そしてDNSの設定を変更することで、通信速度が改善する場合もあります。

インターネットのプランを見直す

インターネットのプランには、速度やデータ通信量に応じてさまざまなプランが設けられています。一度契約すると長いことそのプランの見直しは行わないかもしれませんが、改めて契約プランが最適かチェックするといいでしょう。接続する端末の数が増えていたら、契約するプランの通信量を上げるなど検討した方がいいかもしれません。

他のWi-Fiチャンネルに切り替える

ルータには複数のチャンネルが存在し、自動的に最適なチャンネルを選択して接続します。しかし複数の端末から接続したり他の家電製品の電波と干渉を起こしたり、誤ったチャンネルに接続することがあります。そこでルータのチャンネル設定を変更することで、Wi-Fiの通信速度が上がることがあります。

今使っているWi-Fiがどうしても弱い時は

他のWi-Fiに接続する

他のWi-Fiがある場合は、別のWi-Fiに接続することで快適にインターネットに接続できるようになる場合があるでしょう。

最新のWi-Fiに買い替える

ルータを最新のものに買い替えると、通信が快適になることが考えられます。Wi-Fiを使う場所や同時に接続する端末の数に応じて、最適なルータを選ぶといいでしょう。

使用しているインターネットサービスプロバイダに問い合わせする

インターネットの接続が不安定な場合、インターネット回線自体に問題があることも考えられます。使用しているインターネットサービスプロバイダに問い合わせしてみることを考えてもいいでしょう。

Wi-Fiが不安定なときの対処法については、こちらの記事も参考にしてください。

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Wi-Fi環境を改善しよう

Wi-Fiが繋がりにくかったり通信が途切れたりしたら不便だし、ストレスを感じてしまいます。でもちょっとした工夫でWi-Fi環境を改善できる可能性もあります。もし今使っているWi-Fiがイマイチだと感じたら、ここでご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。

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