分離派建築会100年展建築は芸術か?

分離派建築会100年展分離派建築会100年展

展覧会概要

大正時代、日本の建築界に鮮烈なインパクトをもって現れた新星たちがいました。日本で最初の建築運動とされる分離派建築会です。大正9(1920)年、東京帝国大学建築学科の卒業をひかえた同期、石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守によって結成され、その後、大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が加わり、昭和3(1928)年まで作品展と出版活動を展開しました。

結成から100年目の2020年。本展は、図面、模型、写真、映像、さらには関連する美術作品によって、変革の時代を鮮やかに駆け抜けた彼らの軌跡を振り返ります。分離派建築会が希求した建築の芸術とは何か。日本近代建築の歩みのなかで果たした彼らの役割を、新たな光のもとに明らかにしていきます。

※会期中、一部展示替えします。前期10月10日~11月10日、後期11月12日~12月15日。11月12日以降に再入場の際は、前期半券ご提示で100円割引となります。

展覧会会期
2020年10月10日(土)~12月15日(火)
開館時間
午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで)
※11月6日(金)、12月4日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分)
【お知らせ】
当館では新型コロナウイルス感染症防止策として、展示室内のお客様人数を制限させていただきます。
制限人数に達しましたら、以降整理券を発行し入館時間を指定させていただきます。 
なお万が一、当日の整理券をすべて発行した場合はご入館いただけない場合もありますのでご了承願います。
休館日
水曜日
入館料
一般:800円、65歳以上:700円、大学生:600円、中・高校生:400円、小学生以下:無料 
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
ホームページ割引引き換え券はこちら
主催
パナソニック汐留美術館、朝日新聞社
後援
一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本建築家協会、 一般社団法人DOCOMOMOJapan、建築史学会、港区教育委員会
協賛
株式会社 アール・アイ・エー、株式会社 石本建築事務所、株式会社山田綜合設計
協力
一般財団法人デジタル文化財創出機構
学術協力
分離派100年研究会
会場構成
木村松本建築設計事務所

分離派研究会メンバーによる作品紹介 

本展の企画に学術協力した「分離派100年研究会」研究者たちがお勧めの1点をご紹介します。

分離派研究会メンバーのお勧めの1点をみる

分離派研究会メンバーのお勧めの1点をみる

マンガで見る!分離派建築会実録エピソード

分離派建築会会員の出会いとエピソードをマンガでご紹介いたします。

制作=Y田Y子(わいだ・わいこ)
漫画エッセイスト。分離派建築会創設メンバーである山田守の孫(四男の長女)
自身が生まれる前に亡くなった祖父について聞き取りや資料調査を行い、作品化している。

関連イベント

オンラインギャラリートーク「展覧会のツボ」動画配信

10月22日(木)12:30~、10月25日(日)14:00~、10月27日(火)19:00~の3日間、当館学芸員による作品解説を動画配信します。

10月22日(木) 昼12時30分~
https://youtu.be/FkZVbzZ-bhI

10月25日(日) 午後2時~
https://youtu.be/Q25lbPVcIzg

10月27日(火) 午後7時~
https://youtu.be/MAhoKGfi6W8

  • 事前収録した内容を配信いたします。3日間、同じ内容です。
  • 録画、録音、撮影禁止です。

イベント実施につきましては変更になる場合がございます。お申し込みされた方もお出かけ前にホームページをごらん下さい。

展覧会記念シンポジウム①「分離派建築会―新しい様式を求めて」

分離派建築会は歴史的な様式建築への盲従を厳しく批判して立ち上がったのですが、けっして「様式」まで否定したのではありませんでした。彼らが追求した近代建築の「様式」とは何だったのか、その実像を探ります。

出演
香山壽夫氏(東京大学名誉教授、香山壽夫建築研究所所長)    
藤岡洋保氏(東京工業大学名誉教授)    
田路貴浩氏(京都大学教授)/モデレーター
日時
10月31日(土)午後2時~午後3時50分(開場午後1時30分)
定員
50名(要予約)
聴講費
無料(ただし本展の観覧券と予約が必要です)
会場
パナソニック東京汐留ビル 5階ホール
自由席になります。

*未就学児はご遠慮ください。

申し込み方法

展覧会記念シンポジウム②「分離派建築会と大正美術界」

第一次世界大戦を挟んで世界は激動し、ヨーロッパの美術界や建築界では前衛と呼ばれる新しい潮流がつぎつぎと登場しました。そうした動向をいち早く捉えようとしていた分離派建築会と美術界との交流を考えます。

出演
大川三雄氏(元・日本大学理工学部教授)
水沢勉氏(神奈川県立近代美術館館長)
田所辰之助氏(日本大学理工学部教授)/モデレーター
日時
11月8日(日)午後2時~午後3時50分(開場午後1時30分) 
定員
50名(要予約)
聴講費
無料(ただし本展の観覧券と予約が必要です)
会場
パナソニック東京汐留ビル 5階ホール
自由席になります。

*未就学児はご遠慮ください。

申し込み方法

【記念講演会・対談 お申し込み方法】

ハローダイヤル(050-5541-8600)へお電話にてお申し込みください。

①イベント名 ②参加人数(一度に2名までお申し込みいただけます) ③氏名(全参加希望者) ④住所 ⑤電話番号を承るほか、簡単なアンケートにご協力いただきます。

  • ・2020年9月1日(火)より受付開始
  • ・ご予約の受付時間 午前8時~午後10時
  • ・ご予約の受付は先着順、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
  • ・お申し込み時にお知らせする整理番号を活用して入場いただきます。

*お申し込み時に頂いた個人情報は、本イベントの受講管理の目的でのみ使用し、参加希望者はこの目的での使用に同意したものとします。
*定員に達しなかった場合、当日受付をする場合がございます。

【チケットについて】

講演会の聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券も可能)が必要となります。小学生は無料。お持ちでない方は受付前にご購入ください。

*ぐるっとパスをお持ちの方は観覧券(半券)への交換が必要となりますので、お申し出ください。*障がい者手帳をお持ちの方は受付にてご提示ください。