2012年の展覧会
※展覧会名は全て仮称です。会期は変更になる場合があります。
今和次郎採集講義終了しました
KON Wajiro Retrospective
2012年1月14日(土)-3月25日(日)
青森県弘前市に生まれた今和次郎(1888-1973)は「考現学」の創始者として、また民家研究者として知られていますが、その根底には生涯に渡り都市と地方を行き交いながら、そこに生きる人間の暮らしをつぶさに見つめ考察し続けた建築家、デザイナーとしての姿がありました。本展は彼が残したスケッチ、写真、調査資料、図面等の膨大で多彩な資料をとおして、類い希なる眼力の持ち主であった今和次郎のユニークな活動を紹介する初の回顧展です。
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《雪に埋れる山の村の家 (新潟県中頸城郡関川)》1917年
工学院大学図書館蔵
ジョルジュ・ルオー 名画の謎終了しました
Georges Rouault Revealed
2012年4月7日(土)-6月24日(日)
近代の画家のなかでも、特に独自性のある手法を用いて制作したのがジョルジュ・ルオー。キャンバスを使用しない、イーゼルも使わない、乾いていない作品でもどんどん積み重ねる、そして、作品を完成させない。伝説的な創作の秘密は、現代の修復の技術で少しずつ明らかになっています。ルオーの制作技法の解明とともに、作品を詳細に見続けることで分かってきた絵画の秘密、また逆に深まる謎など、名画にまつわるミステリーとエピソードをドラマチックにご紹介します。
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《キリスト》1937-38年
パナソニック汐留ミュージアム蔵
アール・デコ 光のエレガンス終了しました
Elegant Illumination: Art Deco Lights
2012年7月7日(土)-9月23日(日)
1920年代、直線と立体の知的な構成を特徴とするアール・デコ様式が席巻していたヨーロッパでは、シックでモダンなインテリアが生活環境を激変させることにもなりました。その中には電球の発明による照明器具ももちろん含まれていました。本展では、ラリック、セーヴル国立磁器製作所、ドームなど、アーティストが手がけたデザイン性豊かな照明器具を中心に、デーブル・セッティングや家具を 用いての再現コーナーを交え、アール・デコの芸術的空間演出をご紹介します。
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《ランプ「インコ」》 1920年
北澤美術館蔵
パリ・ルオー財団特別企画展 I ♥ CIRCUS終了しました
Georges Rouault: Cirque Forain
2012年10月6日(土)-12月16日(日)
サーカスはジョルジュ・ルオーが絶えず追求した主要なテーマです。道化師を中心にサーカスにまつわる多様な人物を描き、誰よりも優れた「道化師の画家」と呼ばれています。本展では、パリのルオー財団の特別協力のもとポンピドーセンター、パリ市立近代美術館などからサーカスをテーマにした作品が一堂に出品。また未公開作品や資料を通し、19-20世紀初頭のモンマルトル風俗を含めた当時の社会的・文芸的文脈を追い、サーカスにまつわるルオーの全てを解き明かします。
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《踊り子と白い犬》1920-29年
パナソニック汐留ミュージアム蔵