ライブ講義・オンデマンド講義の両方で学修機会をサポート
対面講義停止の対応策として約2週間のスピード導入
パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下:パナソニックIS)は、学校法人神奈川歯科大学(所在地:神奈川県横須賀市、学長:櫻井 孝、以下:神奈川歯科大学)へオンライン講義ソリューションを導入し、2020年4月15日に本番稼働を開始いたしました。現在、歯学部・短期大学部・大学院・専門学校の学生約1,500名(全学年)が利用しています。
- システム導入の背景
- 対面講義停止の対応策としてオンライン講義の立ち上げが急務
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、神奈川歯科大学では2020年3月より対面講義停止の検討を進めていました。これに伴い、対面講義の代替としてオンライン講義の立ち上げが急務とされており、従来から実施されていた「講義動画のオンデマンド配信」に加え、教員と学生がリアルタイムで双方向に行う「ライブ講義」が実施でき、その両方を同一プラットフォーム上で管理できるツールが求められていました。
- 今回の導入のポイント
- 約2週間で構築完了し、2020年4月15日に利用開始
今般の導入では、本ソリューションの導入が決定してから約2週間で構築を完了。2020年4月1日から対面講義が停止されましたが、2020年4月15日には歯学部・短期大学部・大学院・専門学校の全学年でオンライン講義を開始できました。LMS(学習管理システム)がオンライン講義の核となっており、時間割の確認、講義資料データのアップロード/ダウンロード、オンライン教室への入室、講義動画の視聴などがすべてLMS上で行えるようになっています。具体的には、以下の2種類の方式で活用されています。
●ライブ講義
- 教員はLMSへ講義資料データをアップロード
- 学生はLMSから講義資料データをダウンロード
- 教員は大学教室からLMSへアクセスし、オンライン教室に入室
- 学生は自宅からLMSへアクセスし、オンライン教室に入室
- ライブ講義を実施(質問・グループワーク・発表なども可能)
※オンライン教室は1室あたり最大500名まで入室可能
●オンデマンド講義
- 職員はライブ講義の録画データをLMSにアップロード
- 学生は自宅からLMSへアクセスし、講義動画を視聴
なお、今回のオンライン講義開始に際し同大学では時間割を組み替えており、それによって担当講義の時間割が重複した教員の講義については、昨年度の講義動画データを指定の日時に配信する疑似ライブ講義により対応されています。
対面講義が再開してからも、分散登校など大学構内の人数を減らす措置を補完する目的で本ソリューションの活用が期待されています。パナソニックISはこれからも安定運用へのサポートを継続するとともに、今般の事例を契機として、全国の教育機関へ向けたオンライン講義ソリューションのご提案を加速させてまいります。
今般導入したオンライン講義ソリューションについて
- (1)導入先
- 神奈川歯科大学 歯学部・短期大学部・大学院・専門学校
- (2)利用人数
- ライブ講義:約1,500名(歯学部・短期大学部・大学院・専門学校の全学年)
オンデマンド講義:約800名(歯学部・大学院の全学年) - (3)システム構成
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- MoodleベースLMS
- Webinar
- オンデマンドストリーミングサーバ
- Webinarクラウドレコーディング
神奈川歯科大学様の概要
- 【名称】
- 学校法人神奈川歯科大学
- 【代表者】
- 学長 櫻井 孝
- 【所在地】
- 神奈川県横須賀市稲岡町82
- 【URL】
- http://www.kdu.ac.jp/
- 【創立】
- 1910年5月
- 【学科・専攻科】
- 歯学部1学科、大学院1専攻、短期大学部2学科、専門学校