パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下:パナソニックIS)は、アセンテック株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役:佐藤 直浩 以下:アセンテック)の業務自動化を支援し、RPAソリューション「ロボオペレータ」を導入しました。アセンテックでは、「ロボオペレータ」がテレワーク中の業務を妨げることなく活用できるよう、同社が開発・提供するプラットフォーム製品「リモートPCアレイ」を稼働基盤に採用。場所を問わず「ロボオペレータ」を活用することで、月100時間の業務時間削減に成功しました。ロボット作成にかかった期間はわずか2日でした。

「リモートPCアレイ」の準備期間を除く

システム導入の背景
全社的な業務改善の一環としてRPAソリューションを導入

アセンテックでは全社的な業務改善に取り組んでおり、その一環としてRPAソリューションの導入を決定。一度はロボット作成の外注も含めて検討したものの、導入に至るまでに仕様策定などで工数が掛かる点がネックとなり、導入を断念していました。そのような中、IT知識がなくともロボットを作成できる「ロボオペレータ」(株式会社アシリレラ製)のシンプルな操作性と、パナソニックISのRPA導入経験・ノウハウを評価いただき、今回のシステム採用に至りました。

今回の導入ポイント
月100時間掛かっていた業務を自動化

従来は、営業部門における請求書作成業務(約300件/月)販売管理システムの帳票出力業務(約600件/月)を手作業で行っており、合計100時間/月掛かっていましたが、これらの業務を「ロボオペレータ」で自動化したことで、業務時間削減に成功しました。ロボット作成にかかった期間はわずか2日でした。

また、アセンテックではテレワークが定着しており、出社率はおよそ15%程度にとどまります。テレワーク環境下では手元にPCが1台しかない状態が一般的であり、ロボットがPCを占有するタイプのRPA(デスクトップ型RPA)を導入した場合、「テレワーク中にRPAを稼働させたくても、RPAを稼働させながら別の作業を行うことができない」という点がよく課題となりますが、同社は「ロボオペレータ」の稼働基盤として「リモートPCアレイ」を採用することでこれを解決しました。「リモートPCアレイ」は同社のデータセンターに設置されており、遠隔で「リモートPCアレイ」上のRPAを稼働させながら、自分は別の作業を行うことが可能となっています。「ロボオペレータ」と「リモートPCアレイ」の組み合わせは検証済みであり、問題なく稼働することを確認しております(2020年9月1日既報)。

アセンテックでは今後も、適用業務の拡大と、他部門へのRPA展開を進めていく計画です。

関連情報

[プレスリリース]テレワーク環境下で安定的に稼働するRPAソリューションの提供を開始(2020年9月1日)

https://is-c.panasonic.co.jp/jp/pressreleases/-rpa-3.html