製品特長・ダクト用エクステリア部材の施工方法・安全上のご注意
ダクト用エクステリア部材の施工方法
ダクトの外壁端面処理
図1のようにダクトの外壁端面処理を施す。
- 壁にダクトを通し、仕上げをします。
■壁内部に雨水が入らないように、雨水浸入防止は必ず行ってください。
■屋外側に下り勾配(1/100~1/50)を設けてください。
■壁の中にしみ込まないように防水コーキング材を確実に施してください。 - ダクトが屋外先端まで配管されているか確認する。(壁面より飛び出して配管されますと、フードが壁面より浮くおそれがあります。)
標準タイプ ガラリ、防虫網付等
- 図2のように、取り付け前に防水用コーキング材を施す。
- フードと壁面のすき間に防水用コーキング材を施す。
●固定用半抜き孔を使用する場合
- フード部の固定用半抜き穴を+ドライバーなどの工具を使って抜く。
- パイプフードを仮固定し、プラグ埋込み用穴位置をマーキングする。
- パイプフードをはずし、穴を開け、プラグ3コを埋めこむ。
- 図1のように、取り付け前に防水用コーキング材を施す。
- パイプフードをダクトに差し込み、ボルト3本で固定し、図3のように、フードと壁面のすき間に防水用コーキング材を施す。
■ボルトプラグ(M4用)は、市販品をご使用ください。
■水抜穴へのコーキング処理はしないでください。
防火ダンパー付 (ボルトプラグを使った取付方法)
■プラグボルト(M4用)は、市販品をご使用ください。
- 壁面の外側端面まで、不燃性ダクト(亜鉛引きスパイラルダクトなど)を配管し、壁面とダクトのすき間に不燃性コーキング材(モルタルなど)を施す。
- 取り付けねじ2本をはずし、フードを取りはずす。
- 本体を抜け止め用金具で仮固定し、プラグ埋め込み用穴位置をマーキングする。
- 本体をはずし、穴を開け、プラグ4コを埋め込む。
- 本体円筒部の外周(フランジ根元部)に、防水用、コーキング材を施し、本体の上マークを上にしてダクトにはめ込む。
- 本体を、ボルトで固定する。
- 開口部を下向きにし、フードを取り付けねじで固定する。
- フードと壁面のすき間に防水用コーキング材を施す。
■フードが取りはずせなくなるような、コーキング材は、使用しないでください。
■水抜穴へのコーキング処理はしないでください。
■ダンパーが開いていることを確認してください。
防火ダンパー付 (深形パイプフードの場合)
フード取付ねじをはずし、フードを上方にずらしながら、ベースからはずす。
(フード取付ねじはφ100サイズ2個、φ150,φ200サイズ3個あります)
本体裏面にコーキング材を施す。
水抜きのため下部は20mm程度あけてコーキング材を施してください。
ベースをダクトに差し込みステンレス製タッピンねじ(市販品)でベースを壁に固定する。(4か所)
タッピングねじで固定できない壁材の場合には、あらかじめ外壁にプラグ(市販品)を埋め込み、ボルトで(市販品)フードを固定してください。(4か所)
フードをベースにかぶせる。
ガラリ(または防虫網)のガイド部がベースのガイド穴に差し込まれているのを確認してください。
フード取付ねじでフードをベースに固定する。
アルミ製フードの場合、ねじの締付トルクは0.7N.m以下の締付トルクで締め付けてください。締め付けできなくなるおそれがあります。
フードと壁面のすき間にコーキングをしてください。
フードが取りはずせなくなるようなコーキング材は使用しないでください。
安全上のご注意
表示内容を無視して誤った使い方をした時に生じる危害や損害の程度を、次の表示で区分し、説明しています。
お守りいただく内容の種類を、次の絵表示で区分し、説明しています。(下記は、絵表示の一例です。)
お願い
- ■施工前には…
-
- まず、製品の工事説明書を良くお読みください。
- 手袋、防護メガネ、安全帯などを必ず着用してください。
- ■施工場所は…
-
- 温度ヒューズの交換、防虫網の清掃など、保守点検が容易な場所に取り付けてください。
- 塩害の強い地域、腐食性ガスの発生する所などは、錆が発生することがあります。
- 防雨対策のため、できるだけ軒下などに取り付けてください。
- 換気以外の目的には使用しないでください。(下水の通気用途など)
- 通路などの、人が容易に触れる場所には取り付けないでください。
- 常時振動したり、振動しやすい場所には使用しないでください。
- 防火ダンパー及び防火ダンパー付部材は、高温となる排気口(給湯器などの燃焼機具)の近くに設置しないでください。誤作動により、ダンパーが閉じてしまう場合があります。
- ■施工時には…
-
- 建築基準法など、関連法規に適合する施工を行ってください。
- 厨房(台所)の換気扇の排気ダクトなどには、温度ヒューズの溶断温度が120℃のものを使用してください。
- 防虫網付機種は、油煙を排気する台所等では目づまりする場合がありますので設置を避けてください。
- 取付用ねじ穴のある製品は、必ずねじで止めてください。
- 接続用ダクトは、雨水浸入防止のため、外壁に向かって勾配を設けてください。
- フードに無理な力を加え、変形させないでください。
- ■保守点検は…
-
- 温度ヒューズの交換は、フードを外し銘板に表示するヒューズ温度のものを使用してください。
- 防虫網付は、定期的に清掃し、目詰まり防止をしてください。
- 防火ダンパー、温度ヒューズが正常な状態であることを定期的に確認してください。