5年前に遡りますが「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展(2021年)はブルーノ・タウトや剣持勇らによる美しい暮らしのデザインと異文化交流をテーマに掲げ、前田尚武氏による斬新な会場構成も話題となりました。しかし突然の新型コロナウィルスの流行により中断を余儀なくされてしまいました。
本展「美しいユートピア 理想の地を夢みた近代日本の群像」はその続編ともいえる展覧会で、同じく高崎市美術館から企画が発案されたものです。
今回とりあげたのは20世紀日本で美しい暮らしを夢みた人々の営みです。画家、デザイナー、建築家、研究者といった幅広いジャンルでネットワークしながら形成された共同体とその場所、そのつながりの中から生み出された多様な作品を紹介しました。
会場に足を踏み入れると、まず大きなカマボコ型の空隙に不意を突かれます。会場構成を手がけた若手の建築コレクティブGROUPは、5つの章で出会う様々なユートピアに続いていくあいだの場所としてこの「ユートピア観測所」を設けたのです。








