展覧会情報
2022年の展覧会
※展覧会名、会期は変更になる場合があります。
未来へつなぐ陶芸 ―伝統工芸のチカラ 展
日本工芸会陶芸部会が2022年に50周年を迎えることを記念して、現代陶芸の展覧会を開催いたします。本展ではこれまでの彼らの活動を振り返り、さらにこれからの「伝統」をその技術と表現でどのように生み出すのか検証します。 いわゆる人間国宝から若手作家まで、日本のやきものの美を堪能いただける展覧会です。
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2012年 白磁
東京国立近代美術館
イスラエル博物館所蔵 ピカソ― ひらめきの原点 ―
20世紀最大の画家の一人と誰もが認めるパブロ·ピカソ(1881-1973)。驚くべき創造力と革新性に溢れたその芸術は今なお私たちを魅了してやみません。本展は、イスラエル博物館(エルサレム)の膨大なピカソのコレクションより、選りすぐりの版画作品を中心に、油彩画、ドローイング、写真を展示します。20世紀を迎える時期から1970年までの充実した作品群を通して、画風の移り変わりと技術的な実験の軌跡、そしてモチーフの変容を紹介し、ピカソのインスピレーションの源に迫ります。
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1949年 油彩・カンヴァス
イスラエル博物館(エルサレム)蔵
Gift of Alex Maguy, Paris
Photo © The Israel Museum, Jerusalem, by Elie Posner
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キース・ヴァン・ドンゲン展―フォーヴィスムからレザネフォル
オランダで生まれ、パリで活躍した画家キース・ヴァン・ドンゲン(1877-1968)。エコール・ド・パリを代表するこの画家の日本では44年ぶりの展覧会です。戦間期の華やかな時代(レザネフォル)のパリ社交界で絶大な人気を博した肖像画や人物表現を核とし、花や風景を含む絵画に版画やポスターなど国内外の作品が出品されます。リズム感のある筆触と鍛え抜かれた⾊彩感覚によってもたらされる、洗練されたヴァン・ドンゲンの芸術世界に迫ります。
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油彩・カンヴァス
ユニマットグループ蔵
つながる琳派スピリット神坂雪佳
明治から昭和にかけて京都で画家・図案家として活躍した神坂雪佳(1866-1942)。20世紀の幕開けと同時に欧州で最先端の美術工芸を視察したことで、日本古来の装飾芸術の素晴らしさを再認識します。本展は、雪佳が手本とした琳派の美の潮流を本阿弥光悦や尾形光琳らの名品にたどるとともに、古典と近代的発想を融合させ、美術と意匠の二つの分野を自在に往来した近代琳派・神坂雪佳の多彩な世界をご覧いただきます。
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明治末期 絹本著色
細見美術館蔵