投稿された実践プロジェクト

投稿された
実践プロジェクト

月のくらし
技術者の妄想が膨らむ月のくらしアイデア

社内有志向けの自主研究活動として月のくらし全般をテーマにワークショップを行った。 参加者は技術系のメンバーが多く、それぞれの自分の強みを活かしたアイデアが出てきたため、 社内の人材交流としても非常に有意義な体験となった。 また、外部の宇宙ベンチャー企業に協力をしてもらったため、単 なる空想ではなく宇宙への手触り感も得ることができた。

  • ファシリテーター : 会社員
  • ニックネーム : SPACE DESIGN SECTOR

PROJECT

実施期間
〜半日
対象
社会人
対象人数
〜35人
運営人数
2人
実施場所
会議室
実施内容
月のアイデアまで
実施評価
想定通りできた

STEP

月の環境を学ぶ
20分

月では重力が1/6だったり大気がほとんど無いことに加え、人が住むとしたらどんな家になるのかといった情報を宇宙ベンチャーの方から講演してもらった。最近の研究でわかったことなど、宇宙が好きな人でも意外と知らないことがあって参加者も興味津々だった。

コロニーメンバーの決定
5分

気になるカードをピックアップ
10分

ひとり1セットカードを渡し、全部に目を通しつつ気になるカードを10枚程度を目安に自由にピックアップした。知っていることを見つけると「そうそう!」といった声が聞かれた。

月ならではの発明を創出
25分

「ブレインライティング」という手法で5分×4回行った。この手法が初めての参加者も多く最初は戸惑っていたが、繰り返すうちにアイデアを出せるようになっていった。悩んでいる人にはファシリテーターから積極的にヒントを出した。

月の発明を共有/発表
5分

コロニー内で1人1分で出したアイデアを共有した。自分がイチオシのものを選んで発表し、その後発表できなかったアイデアも含め全て壁に貼り出した。

月ならではの発明を創出
25分

2セット目

月の発明を共有/発表
5分

2セット目

月ならではの発明を創出
25分

3セット目 ※まだ書き足りない様子だったため、少し時間を延長した。

月の発明を共有/発表
5分

3セット目

月の発明の評価
10分

出てきたアイデアに対して3つの視点で投票した。①実現性が高い②重要度が高い(生命維持や精神安定の観点)③発想が新しい各視点5票ずつで一人15票をアイデア付箋に丸シール(赤・青・緑)を貼って投票した。

月の発明のまとめ
25分

出てきたアイデアの中で得票の多いものから選び、一人一枚A3のアイデアシート項目を埋める形でブラッシュアップした。項目:アイデアのイラスト、詳細説明、月ならではの特徴3つ(地球と比べて何が新しいのか)

月の発明を共有/発表
10分

コロニー内で一人2分でアイデアシートを発表した。

ゲストによるコメントタイム
10分

宇宙ベンチャーの方からアイデアに対するコメントをもらった。実現性が高いものや、実はすでに考えられているものなど事業として取り組まれている方からの評価は宇宙をより近くに感じることができた。

ネットワーキング
10分

宇宙というキーワードで集まったため、外部講師だけでなく普段は接点のない社員同士での交流も新鮮だった。

気づき(反省点/改善点)

元々宇宙に興味のある社員が集まったため、外部講師やカードの情報のインプットは比較的スムーズだったと思う。しかし現在宇宙で使われているものやSF・アニメ等の影響が大きく、知っている分なかなかそれらを超える新しいアイデアを出すのが難しいと感じた。今回は会社の事業範囲に合わせたテーマで行ったため、あえて全く関係のないテーマを設定すると面白いアイデアが出るのではと思った。

今後の展望

今回は何か具体的に商品化するものを考えるのではなく社内のレクリエーション的な位置づけで参加してもらったが、今後このワークショップを応用して新しい技術開発の方向性探索等に活用できればと思う。

未来創造研究所からの
コメント

社内の人材交流の場となったとの事、素晴らしいです。 実際に取り組みが具体化した時には、夢や志は大きな原動力になります。 今回の交流で生まれた人脈は、その可能性を大きく秘めているのではないでしょうか。 また、「現在宇宙で使われているものやSF・アニメ等の影響が大きく」とありますが、 この固定概念が、もし本当に理想の状況であれば、それを実現する技術とは何なのか? 市場はどのくらいありそうなのか?を考えることに意味があるのかもしれません。 月のくらしアイデア発想法は、あくまで宇宙視点で未来の地球のアイデアを考える事が 目的ではありますが、宇宙の市場は年々大きくなっていることを考えると、 新事業としての宇宙領域を考えるきっかけにも利用できます。 ぜひ宇宙領域を一緒に盛り上げていきましょう。

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